夏至祭 ’19

夏至祭 ’19

2019年6月21日(金)

息子くんへ。

 

明日は夏至。1年のうちで一番日が長い日。ここルレオ は今晩の日の入が0時14分で、日の出がその35分後。夏至の前日は夏至イブ(midsommarafton)ということで夏至祭だ。夏至祭の説明はwikiさんから。

 

スウェーデンやフィンランドでは移動祝祭日であり、週末をはさんで行われる。毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になる。町の広場で、夏至柱を立て、人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりする。民族衣装姿の人、花の冠をかぶる女性も多い。夏至はスウェーデンで最も大事な日で、この時期に合わせて夏休みを取る人もいる。緑が美しく、花が咲き乱れる中、家族で夏の別荘に向かう。花輪を作るための花を摘むため、近くの森に行き、また祭りの中心となるポールを据え付ける。

歌うのが好きなスウェーデン人は、夏至祭りにも歌う。そしてポールの回りで輪になって、大人も子供も踊る。踊るのに疲れると、食事の時間である。夏至祭りの宴には、ニシンの酢漬け(玉ねぎにんにくトマトマスタードソースなどと共に漬け込んである)、ジャガイモをゆでたものやサーモンスペアリブを食べ、食後には、この夏初めてとれたイチゴが登場する。もちろんスモーガスボードも出される。

 

ということで、いろんなところで夏至祭のイベントが行われるのだけれど、今年は今まで行ったことのないところのイベントにいった。きみのいとこちゃんもそこにくるからって。

 

みつぱっぱの運転でファルモルとファルファルの家までお迎えに行って、みんなでイベント会場へ。会場の駐車場に入るまでなんと1kmちかい渋滞。このルレオ でこんな渋滞はじめてだ。日本の渋滞事情をよく体験したみつぱっぱ的には、それでも可愛いもの。なんだか懐かしくすらあったよ。

 

それでも30分ほどで駐車場に入ることができて、車を停めて会場へ。中にはいると早速きみのいとこちゃんに会う。メイポールの周りにはこどもたちが二重の輪を作り音楽に合わせて踊ってる。

 

 

 

 

きみもリカパッパと一緒に輪の中に入る。一緒に手をつないで周りながら踊ってる。でも、なんだかきみ、とてもクール。嫌がるわけでもなし、かといってノリノリで踊るわけでもなし。輪が回るその惰性にまかせながら、周りをなんだか観察してる。何考えてるんだろうなぁ。笑 もし大きくなってこのときのこと覚えてたら教えてね笑

 

きみときみのいとこちゃん、リカパッパ、ファルモル、そしていとこちゃんのモルモル(母方のおばあちゃん)と一緒に手をつないで踊ったきみは、クールに過ごしていた。

 

 

ひととおりのプログラムが終わると、人々の輪は散り散りとなり、ひろい空間だけがのこった。一応音楽が流れていたので、それにあわせて踊ってる子もいたけど、きみといとこちゃんは手をつないだままなんだかぼーっとしてる。人がこんなにも多くって、ちょっとびっくりしたのかな。

 

でも、そのうちその空気に慣れてきたのか、きみは急に走り回る。ぱっぱたちのほうをちらちら見ながら、鬼ごっこでもするように。

 

そのあとはその鬼ごっこの延長なのか、ひとりでばーっと人混みへ消えていくきみ。。。ぱっぱたち慌てて追いかける。

 

ここは海辺の会場だったということもあって、水辺を見つけては他の子どもたちがするように、そこらにある石を水に投げる。石を水に投げるだけなのに、永遠にできるんじゃないかっていうぐらいきみたちは集中してやってる。

 

そのあとそろそろご飯にしようってことになって、だいたい夏至祭の時は恒例の、ニシンの炭火焼を平たいパンで巻いたものをかぶりつく。小さい骨がいっぱいあって、食べにくいんだけど、りかぱっぱが上手に手でとりわけて、きみはそれを食べる。尋常じゃないぐらいしょっぱいんだけど、卵もはいってて超美味。ひとまわりおおきいししゃもみたいな感じよね。

 

そして、雲行きが怪しくなってきたということで、急いで帰ることに。

 

ファルモルのお家へ帰ると、さっきの黒雲は嘘のように消え、青空が広がり太陽が燦々と降り注ぐお天気に。ファルモルお手製のいちごのケーキをお庭に運び、みんなでフィーカ。これが最高においしくって、このいちごのケーキ食べると、ああ、夏至だーって感じ。

 

いつもは戸棚の奥の方にしまってあるとっておきの、コニャックを出してくると、ちょうど庭仕事してたおとなりさんも誘ってみんなで乾杯。きみはりんごジュースだったけどね笑

 

そのあとはゆうごはんの準備。上のwiki先生に言われた通り(ではないのだが)、ニシンの酢漬けのシルや、サーモンを準備。あとエルクの肉と野菜をグリルするからとみつぱっぱは炭火の点火を頼まれた。

 

裏庭のグリルプラッツに炭を用意し始めると、超アグレッシブな蚊たちにいっせいにアタックされる。火をつけて煙がで始める前まではやばい。そしてみつぱっぱ、スウェーデンの夏は大好きなのだが、この蚊たちのせいで、その評価の星をいくつか取り下げなければいけないほど、蚊がきらいだ。こっちの蚊へのアレルギー耐性がないらしい。

 

なんとか火をつけ終わって、家の中に入る。そして、きみとテーブルセッティングをすることに。その間に、りかぱっぱとファルモルがグリルしてくれるらしい。と、そのとき聞こえてくるオスカルの音。

 

オスカルは、雷のことね。

 

そしてそおん3分後には突然の大雨。さっきまであんなに晴れてたのに!

 

どうやら、さっきみつぱっぱがつけた火が一瞬で消えてしまったらしく、ファルモルとリカパッパ、ちいさな蓋つきグリルの中にまた新たに火を熾しなおして、グリルしたらしい。土砂降りの中。でもおかげで、おいしい炭火焼のお肉とお野菜ができたってわけ。

 

予定よりちょっと遅くなってしまったけど、みんなで食事がはじまった。どれもこれもおいしくって、ついつい食べ過ぎてしまう。ファルモルお手製のヴェステルボッテンスパイも(チーズのパイ)も最高。きみも、グラヴァダラックス(サーモンの塩漬け)とかじゃがいもをいっぱい食べて、ご満悦。

 

外はいつもよりも暗く土砂降りだったけど、テーブルの上はろうそくをつけて、ちょっと落ち着いた雰囲気で夏至祭のディナー、いただきました。

 

今日はここファルモルのおうちでお泊まり。きみも嬉しそう。

 

また今年もいい夏至祭過ごしました。

 

ありがとう

 

Jag älskar dig,

みつぱっぱ