「僕まだ寝たくないぃぃぃぃ?」

「僕まだ寝たくないぃぃぃぃ?」

2020年1月2日(木)

息子くんへ

 

今日から仕事始めのパッパたち。

 

今日は1日、ファルモルのところで過ごしたきみ。

 

夕方にパッパたちふたりでお迎えに行って、ついでに夕ご飯もご馳走になった。

 

いとこのSちゃんも今日1日一緒だったみたいで、いっぱい遊んで、喧嘩して、大騒ぎだったようだ。

 

そして帰ろうとすると、「帰りたくないー!」と駄々をこねるきみ。

 

ぱっぱたちはこのまま車に乗ったらきみがコロッと寝てしまうだろうなっていう予想を立ててたけれど、

 

おそらくきみも、自分でそのことがわかっていたのだろう。

 

しばらくの格闘のあと、ようやくきみに上着を着せて、車に乗り込んだ。

 

予想通り、きみは寝てしまったけれど、だっこして、お家について、ベッドで上着を脱がせたところで起きてしまった。

 

でも、時間はもう寝る時間。

 

部屋の電気をつけないままにしたけれど、きみはなんだか静かに泣き出した。

 

最初はなんで泣いてるのかわからなかったパッパたち。

 

でもそのうち、「もっとぱっぱたちと遊びたいから、まだ寝たくない」っていうことがわかってきた。

 

そりゃそうだ。この2週間近く、いっつもパッパだったり、いとこちゃんたちだったり、楽しいことばっかり。

 

夜だって、いつもよりも遅い時間まで起きてて、遊んでたもの。

 

でも、来週からまた幼稚園は始まるし、そろそろリズムもどさなきゃ。

 

そんなことを伝えてもきみは、しくしく泣いている。

 

「じゃ、とりあえず絵本を一緒に読もう」

 

と言って、歯磨きをして、ベッドまでいった。

 

いつもどおり、2冊の絵本を読んで、電気を消す。

 

すると、今度は暗闇の中から、シクシク鳴く声が聞こえてくる。

 

「やだやだーー」って叫んで拒否するわけでもなく、

 

シクシク泣いて、「まだ寝たくない」と訴えるさまは、

 

以前と違って、我慢をしているようにも聞こえた。

 

こういう時に、みつぱっぱは迷うんだ。

 

 

 

『やっぱ、もうちょっと遊ばせてからでもいいかなぁ?』

 

『いや、でも、毅然とダメなものはダメという態度でいなきゃ。』

 

『でも、こんな悲しい思いをさせるのもなぁ』

 

『きみが生まれる前はもっと自由を大切にする親になろうと思ってたのになぁ』

 

とか、なかなか寝付けないでいるきみの隣に寝ころがりながら、みつぱっぱは思いを巡らせていた。

 

車でちょっと寝てしまったがゆえに、寝付けなくなってしまったのだろうか。

 

きみはなかなか寝付けない。

 

「Jag kan inte sova…」
(僕、眠れないよぉ。。。)

 

と言うきみに、

 

「大丈夫、眠れなくってもいいから、目をつぶっていなさい。」

 

と言いながら、先に眠りかけてるみつぱっぱ。

 

どうやらみつぱっぱのほうが先に寝落ちしてしまったみたいだけど、

 

それに気づくたびにきみはなにか喋りかけてくるようだった。

 

しばらくしてようやくきみは眠りについたようだった。

 

みつぱっぱは、あまり早く寝てしまうと、夜中に起きてしまって、また眠ることができなくなってしまうこともあるから、

 

眠い目をこすりながら、なんとかきみのベッドから這い出てきた。

 

きみの部屋からでて時計をみると、2時間近く経っている。

 

ちょっと時間がかかってしまったけど、

 

その間に何度もきみが、

 

「Jag älskar dig…」
(パパのこと大好き…)

 

って言いながら、くっついいてきてくれたのは嬉しかった。

 

「Jag älskar dig också」
(パパも愛してるよ)

 

って、返事をした。

 

きみの親として、ちゃんときみをガイドできているか、それとも間違ったことをしているか、それはいつまで経っても自信が持てない。

 

きみの身長が伸びていくに連れて、きっともっとその不確定さが増していくだろう。

 

でも、

 

「Jag älskar dig」

 

ってことに関しては、今も、そしてこれからも変わらない。

 

それだけは確かだ。

 

Jag älskar dig,

みつぱっぱ