人口7万人都市のプライド in スウェーデン (プレパレード編)

人口7万人都市のプライド in スウェーデン (プレパレード編)

さてこちらのふたりぱぱ日記。スウェーデンはルレオからお伝えしています。

 

今日は昨日の続き。ルレオプライドのメインイベント、プライドパレードに参加するにあたり、直前のイベントにも参加してきたので、今日は、プレパレード編と題し、その様子をお伝えしたいと思います。

 


 

 

さあ、今年は、子どもと参加する初めてのプライド。息子くんと一緒に歩きたい!

 

どこか一緒に歩けるグループはないかと、プログラムをチェックすると、LGBT家族が集まるミーティングがあるとのこと。

 

⛪️しかも、チャーチ・オブ・スウェーデン主催! ?

 

スウェーデン国教会の大らかさには感謝です。そういえば、ストックホルムのプライドでも、でっかい教会のてっぺんに、?レインボーフラッグが掲げられてたな、なんてのも思い出したりして。

 

ということで、午後のパレード前にある、そのミーティングへも参加してきました。今日は、息子くんも一緒です!

 

*息子くんレインボー仕様。ちなみにスウェーデンでは、スターファミリー(Stjärn Familjer) という、家族の多様性についての絵本があります! スターxレインボーで?

 

 

 

 

さてそのイベント、ゲイパパが主人公の児童文学の本の紹介があるということで、興味深々で行ってきました。

 

 

 

作者ご本人もいらしてて、『社会や家族のステレオタイプを壊したかった』というパッションから、この本を書いたとのこと。そのタイトル、

 

『Punkpapporna』(パンクパパふたり)

*確かにステレオタイプぶっ壊してますね笑

 

ということで僕らもその本を手に入れ、(これでスウェーデン語勉強しようと目論み中)他の参加者と懇親を深めることに。

 

そこには4ヶ月のお子さんをもつレズビアンカップルがいました。片方のママは、この教会で働いているそうです。

 

おふたりも、病院で人工授精を4回トライしたそうですが、なかなか妊娠にいたらず、最終的にはIVF(体外受精)を行い、このお子さんを授かったそう。驚きなのが、

 

その治療費は基本的にほぼタダ!

 

初診料や、ちょっとした薬代など、まったくもって全てがタダではないらしいですが、不妊治療だからということで、治療費が高額になるということはないそう。(何回までできるかは不明)

 

そしてそれはレズビアンの方も対象で、それは法的に保障されているとのこと。

 

性的指向の違いによって、不妊治療がうけられないという不平等を解消する法律が数年前にできたんだそうだ。そういえば、前日のRFSLのセミナーでも、その話がでてたっけ。

 

昨日の今日で、まさに目の前にそれを利用した人がいると、なかなか実感がわくな、なんて思っていました。

 

なんだかんだ、お互いの年齢や、子どもの月齢も近いこともあって、ミルクはどれぐらいの間隔であげてる? とか、体重はどんなふうに変化してる? とか、育児に関しての話題や、お互いの不妊治療の話をしたりして、とても楽しかったです。

 

 

ということで、パレードは一緒に歩くことに。いや、まさかスウェーデン国教会のグループとともに歩くとは、夢にも思っていなかったけど笑

 

ということで、明日はいよいよパレード本編についてお伝えしたいと思います!

 

さ、パレード行く前に、オムツかえなきゃ!

 

*スウェーデンでは、公共のトイレのほとんどにおむつ交換台が義務付けられているそうで、便利なのが、ほとんどの場合、壁側にこういう棚が備え付けられてること、台だけじゃなくって。しかも、今回ここは、台というより、硬いトランポリンみたいな生地なので、そのまま寝かせられるし、抱きかかえる時に手を体の下にスライドしやすいなど、非常に優れたおむつ交換台でした! 🙂

 

 


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みっつんがお手伝いさせていただいている、東京で開催予定のイベント、『子どもについてどう思う? ~特にゲイ男性を中心に~』が近づいています。この会は、ゲストのトークと、ワークショップでざっくばらんにいろんな話ができる場。今回は実際に東京で(10年以上!)子育てをされているゲイファザーにお話を伺います。詳しくはこちら!

http://futaripapa.com/blog/2016/06/14/oshirase-kodomo2/

 

 

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All Photos taken by みっつん