2017年4月24日(月)
息子くんへ。
夜寝る時は、ベッドでねんね番のほうのパパと一緒にごろごろして眠りにつくきみ。
いつもおきまりのスウェーデンの子どものうたのアルバムを流してる。
そしてベッドに入ると、きみはまずとにかく動き回る。
ハイハイして掛け布団にバフっ!ってとびこんで、頭を起こしてニカーっと笑顔。
かとおもうと、パパの足にまとわりついて、パパの体の上をハイハイして登ってきて、最後には頭突き。(←ハグのつもりらしい)
そこから横に寝返って寝るのかと思いきや、パパの顔の上をハイハイで行ったり来たり。
しまいにゃ、パパの顔の上に座って窓の外の馬を眺める。
『おむつくせーよ』って言ってどけると、こんどは隣でおとなしくごろん。
とまあ、ここまではいつものこと。ここらへんでいつもなら眠りに落ちるきみ。ただ今日は違った。
まくらに頭を乗っけて横向きにねて、じーっとおとなしく、パパの方を見だした。
その顔と顔の距離、約15cm。
つぶらな瞳と、そのぷっくらしたほっぺが可愛くってしょうがない。軽く微笑んでいるようにも見える。
そんなきみを見てて、ほっこり幸せな気分に浸っていると、きみがそーっと手を伸ばしてくる。
その手がパパの鼻に近づいてきたとおもった、その瞬間、
『むぎゅー!!』
っと思いっきり鼻をつねくってきた! そのうすーい爪が思いっきり顔の肉をえぐる!
思わず「いったい!」と叫んでしまうが、そこは親だ、我慢せねばとそーっときみに、
「だいじだいじ、スネーラ(瑞語:やさしく)してね」
と言って、その手を優しく離す。しかしその3秒後にはこんどはパパの目の当たりをおもむろに鷲掴み。
それを5回ほど繰り返すころには、パパが「いったい!」と叫ぶとケラケラ笑うようになってしまった。
『遊んでんじゃねーよ!?』
という心の叫びを抑えて、ちゃんときみと話をすることにした。
みつぱぱの尊敬する黒柳徹子さんが、新幹線で近くに座っていた泣きわめく赤ちゃんに、ちゃんと敬語で、
「ねえ、あなた、もう少し静かにしてくださる? お腹がすいているのか何が悪いのかわかりませんけど、そんなに大声でないたら周りの方も困るでしょう? まだ言葉が喋れないのはわかりますけど、ちゃんと何が欲しいのかお母さんにわかるように言えるようにならないとだめよ。」(確かこんな感じ、記憶を頼りに書いたので、もしかしたら少し違うかもだけど、)
って話したら、いちどきに泣きやんだというエピソードを思い出したからだ。そこでみつぱぱはちゃんと座り直して、
「息子くん、きみがそのおててで、ぎゅーってパパの顔つかむと、パパはものすごくいたいんです。だからやめてください。」
って、丁寧にお願いしてみたんだよ。そしたら、ちょっとキョトンとしたようにきみはぱぱの顔を見ていた。そして、ふたりでまた横になった。
しかし、やっぱり徹子さんのようにはいかない。こんど伸びてきた手は、首筋を思い切り掴み、やっぱり痛い。。。
もう、本当、きみはプロレスでもやってるかのような激しさで、こっちもそれをどう防ごうか必死だ。
だけど、あんまりこっちも必死になると、もっと興奮しちゃうのかな、って気がつき始めた。
だからちょっと痛いけど、はいはいどうぞ、の気分で、ぱぱは自分の呼吸に意識をもってくことにした。
瞑想するときの呼吸。吐くときに特に意識を持ってきて、吸う息より少し長めに息を吐く。
すると、わりとすぐにきみの動きが止まった。あ、そのときまたパパの顔の上に覆い被さっていたけど。
さっきの呼吸を継続しながら、その顔の上の重たいきみをゴロンとどかすと、まだ目はあいてるもののさっきより、トロ〜んとしてきた様子。
よっしゃ! と思い、その呼吸を続けていると、いつのまにか、
自分が寝た!
でも、気づくときみも横ですやすや寝ている。
数ヶ月前までは抱っこで8分以内で寝かせるのが鉄板だったのに、、、と思いながらも、これも成長の証と、喜ぶことにしてそーっとベッドを離れたよ。
でも、このプロレスの儀式、どうにかなんないかなぁ〜。
I love you,
みつぱぱ