森のくまさんには出会わなかった、秋晴れの日

森のくまさんには出会わなかった、秋晴れの日

2016年9月14日(水)

息子くんへ。

 

今日も見事にきれいな秋晴れだったから、君とリカパパと三人ですぐ裏の森へ散歩に出かけたよ。正確にいうと、犬のアトラも一緒だった。ほとんどの道のりで、君はだっこひものなかで寝ていたけどね。

 

 

リンゴンベリーはすっかり熟しきっていて、いままでに見たことのないくらい真っ赤、というかまるでワインレッドのようだったし、夏の間は青々と茂っていた白樺とヤマナラシの木は上の方から黄色く色ずいていて、すっかり秋の準備が整っていた。太陽の高さは昼の2時だというのに、ずっと低くて、森の間の小道はなかなか陽があたらなかった。

 

 

それでもここ数日、ヨーロッパは高気圧に覆われているらしく、ロンドンでは30度を超える暑さだったらしいよ。この北スウェーデンも、この9月半ばでこの天気と気温だったら、かなりあったかいほうだって、リカパパがいってた。長い冬が来る前に、君となるべく外ですごす時間を作りたいなと思ってる。

 

 

ところで最近リカパパはきのこにはまっている。この前も地域のキノコセミナーみたいなのに参加して、森で食べられるキノコを教えてもらって、たくさん持って帰ってきたんだよ。(君は食べられなかったけどね) だから、森を散歩していて、道端のキノコをみつけるたびに、しゃがんで観察して、食べられるか調べて、ってことをするから、途中、なかなか先へすすまなくって大変だったよ。ま、でも結局今日はなにもめぼしいものはなかったみたい。

 

 

 

でも、多分合計2時間近くあるいてたのかな、ものすごいリフレッシュして気持ちよかったんだけど、森林浴のリラックス効果か、家に着いたとたん、みつぱぱは横になると寝てしまったよ。しかもリカパパもファルモル(おばあちゃん)も今日は疲れてたみたいで、ピザをオーダーして、料理をしなかったよ。ちなみにアトラもぐったりして、自分のベッドで休んでる。

 

 

ということで、今日はゆっくり眠れそうだよ。

 

I love you,

みつぱぱ