世界遺産でクリスマスマーケットの日。

世界遺産でクリスマスマーケットの日。

2016年12月4日(日)

息子くんへ。

 

この週末の二日間、この町にある、世界遺産の村では、クリスマスマーケットが開かれた。

 

そこには、昔ながらの建物やその土地の風習を紹介する屋外の博物館があって、そこ全体がクリスマスマーケットになっていた。

 

 

 

冬至ももうすぐというこの時期は、日没が午後1時過ぎ。到着した頃にはすっかりくらくなっていたけれど、一面の雪と、露店のあったかい色の電球や、通路沿いに置いてあるキャンドルで、とてもいい雰囲気だった。

 

馬車にのることができたり、昔の家の中に、昔のクリスマスの食事(ほんもの)が並べてあったり、役者さんたちがその時代の人たちになりきって、部屋の中で当時のようすを再現していたりと、ただお買い物するだけではないかんじがとてもよかった。

 

 

マルドワイン(あったかいワイン)を飲んだり、途中揚げたてのドーナツを買ったり、石釜で焼いたというスウェーデンの伝統的なパン、Mjukkaka (ミューカカ)やAnis Bröd(アニスブレド)をお土産に買ったりした。

 

 

 

君はというと、ベビーカーの中から顔だけ出して、まわりをきょろきょろ見ていた。ファルモル(おばあちゃん)に買ってもらったもこもこのオーバーオールがしっかり役にたった。

 

みつぱぱはスウェーデンのクリスマスは何度もきたことがあったけど、その時期にだけ来るんじゃなくて、一年を通して住んでみると、その土地の季節の流れや、それに合わせたその土地の習慣なんかも体験できて、嬉しかった。

 

リカパパは日本に長いこと住んでたからね、一年だけとはいえ、こうやってみつぱぱもこのスウェーデンの風を感じられるのはやっぱりよかったと思う。

 

 

家族で過ごす、初めてのクリスマス月。

 

 

まだまだこれからだね。

 

I love you,

みつぱぱ