2018年3月14日(水)
息子くんへ。
今日は、リカパパの元同僚に声をかけられて、とある外資系企業の社内研修に呼ばれていた。
親子三人でお邪魔した。
約一時間の会だったんだけれど、その直前にきみは寝落ち。
パパたちふたりが登壇して、お話ししているその真横で、すやすやと眠っていた。
主催者さんはそこに息子くんが遊べるように、レジャーシートやヨガマットを用意していてくれたけど、
結局はそのヨガマットの上で寝ただけだった。
でも、その会終了の5分前になって、むくっと起きてきたきみ。
ぐずりもせず、ちょっとぼーっとしたあと、パパのところにやってきてお膝に座った。
みつぱぱが持っていたマイクを握り、口を開けたかと思うと、
「………。」
なにも言わない!
そこで会場大爆笑。
なかなかきみは、センスがあるようだ。
みつぱぱは嬉しい。
その後、そのお声をかけてくださった、リカパパの元同僚ふたりと一緒に近くのレストランへランチへ。
気温は21℃。
北スウェーデンでは、これを、
夏!!
といいます。
こんなにあつくちゃしょうがない。
みんなでビールを頼み、乾杯。
きみはお外にいられるから嬉しくって、走り回ってる。
リカパパは元同僚たちとお話しが盛り上がっていて楽しそうだったし、
日光をこんなに浴びれることがもう幸せでしかなかった。
セロトニン大放出。
そうしているうち、きみはなにかを見つけた。
みつばちだ。
みつばちが地面を歩いていて、それが気になる様子。
きみはみつばちを小刻みな歩幅で追っかけるようにしていたけれど、
突然、
『プチっ!』
って音が響き渡った。
僕ら全員、その音を聞いたよ。
見ると、きみがそのみつばちをふんじゃったみたいで、
動かなくなったみつばちを見て、びっくりしてる。
パパたちは、
「踏んじゃうと、死んじゃって動かなくなるんだよ」
と、説明したけれど、理解したのかしてないのか、わからないようだった。
でも、とにかく、それがなにか大切なことだっていうのは、わかったみたいで、
おうちに帰った時、ありの巣を見つけて、ありが周りに集まってきた時、
自分の靴の裏を指差して、
「あいやいやいやい」
って、言ってた。
踏んじゃうと、また動かなくなるってことは覚えていたのかな。
この日本に来てからの一ヶ月。
きみはほんとうに大きくなったなって、
みつぱぱは嬉しく思ってる。
今日はおしっこも、おトイレでしたんだよ。
日本の滞在もあと、約1週間だね。
I love you,
みつぱぱ