ということで、普段は”息子くんへの手紙”と題してブログを書いていますが、今日はちょっと特別編。旅行先のキルナにあるアイスホテルについて、レポートしたいと思います。
北スウェーデンのルレオに住んでいる僕らふたりぱぱ一家は、親せきを訪ね北へ340km、北極圏の境からさらに200Km北上したところににある街、キルナにきています。
この街は鉄鉱石を採掘する鉱山で栄えている街ですが、他にこの寒さを生かした観光資源、アイスホテルが有名。
その名の通り、雪や氷で作られたホテルの部屋は、さまざまなアーティストにデザインされ、その芸術に囲まれ眠ることができる、ということでたくさんの観光客が訪れています。
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しかし、昼間は宿泊客でなくても各部屋を見学することができるということで、今日その各部屋を訪れたぼくらふたりぱぱが、独断と偏見により選んだ、泊まりたくなるアイスホテルの厳選5部屋を、ご紹介したいと思います。
Casa-Blanca
by Collectif Les Jardiniers Nomades
モロッコの伝統的な格子模様をモチーフにデザインされた、”カサブランカ”。エキゾチックな宮殿のような、それでいてお星さまが広がるお部屋はとてもキュート。アラビアンナイト(千夜一夜物語)の雰囲気からインスパイアされたそう。
Audience
by Edith Van De Wetering & Wilfred Stijger
入り口を入ると巨大な横顔のレリーフが迎えてくれるこの部屋。ベッドの上には19人にも及ぶ”観客”が身を乗り出すようにして、そこに横たわる宿泊客の寝姿を、一晩中見守ってくれるらしいが、ちょっと怖い気もする。
Dreamscape (365)
by Alex Haw & Aditya Bhatt
部屋にはいると目の前に現れる階段は、まるで空中に浮いているかのようなベッドへと続く。大胆な空間の使い方が、その部屋に入った者を一気にその世界に引き込む力がある。また実際にはオレンジやピンクっぽい光もあしらわれていて、他の部屋とはまた少し違った印象も。
In to the Maelstrom (365)
by Ida Mangsbo & Elin Julin
タイトルの”メイルストローム”は、ノルウェー北西方沖の大渦巻きのこと。その部屋の中心に据えられたベッドを、部屋中が雪と氷の波が押し寄せ飲み込むようにデザインされている。他の部屋と同じ大きさの中に作られているはずなのに、そのダイナミックさにとにかく圧倒されたのが印象的だった。
One Thousand and One Nights
by Sahand Hesamiyan & Mona Hosseini
千夜一夜(アラビアンナイト)と名付けられたこの部屋はイラン出身の建築家ペアがデザインしたもの。他の部屋と比べ極端にミニマリスティックなこの部屋は広々とした空間にダブルとシングルのベッドが置かれているだけ。しかし ”光の使い方はイランの建築ではとても重要な要素”とデザイナーがコメントする通り、その光の使い方がさりげなくとても暖かい。またムカルナスと呼ばれる、これまたイスラーム建築で使われる装飾がベッドの後ろに大きく施されているのが、ミニマムな部屋の中でその美しさを際立たせている。
ということで、今日は北スウェーデンはキルナにあるアイスホテルの部屋を、ほんの少しだけご紹介しました。
他にも、アイスバーだったり、氷でできた教会なんかもあります。今までは毎年、冬のみオープンしていたこのアイスホテルですが、ICEHOTEL365 として、一年中雪と氷の部屋を楽しめるようになりました。夏の間は一日中明るい北極圏の白夜を利用して、ソーラーパネルで発電したパワーでで建物全体を冷やすのだそう。
みなさんも機会があれば、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
