2017年4月15日(土)
息子くんへ。
この週末はイースターホリデーということで、家族親戚がサマーハウスに集まっている。
昨日から本格的に風邪っぴきのきみは、鼻水だらだらで、昼寝は30分ぐらいで起きちゃうし、夜もなんどもモゾモゾ動いては夜泣きする。
しかしここは北スウェーデン。このサマーハウスは北極圏の中。日は長くなろうと、今日はマイナス2度で、雪まで降ってきたとしても、外にでるのが大切だ。
暗く長い冬が明けたのだ、4月の雪が降るあいまにちょっとでも太陽が出ようもんなら、スキーをして、バーベキューをしなければならない。
もうそれは強迫観念。日本の人が桜を見たらスマホで撮ってSNSにアップしよう!って思うぐらいの勢い。
しかも午前中は、サマーハウスの敷地内で親戚対抗スキーレースなるものが開催され、みつぱぱは丁重に辞退したんだけど、リカパパは張り切って準備をしている。
しかもきみをおぶってやるつもりらしいので、みつぱぱが聞いてみる。
みつ「息子くん、風邪ひいてるんだけど大丈夫?」
りか「熱あるの?」
みつ「熱はなさそうだけど、咳もはなみずもすごいよ」
りか「熱がないなら大丈夫じゃない?」
ということで、きみをおぶって、クロスカントリーのレースをしてきたらしい。このサマーハウスの周り森だからね。
いや、そこまでしなくても、、、とおもいつつ、ま、スウェーデン流だというなら、もうグウの音もでない。
とにかくきみの風邪がひどくならないことを祈るのみ。
そして、レースが終わり家に帰ってきたリカパパがひとこと。
「今日のランチは外でソーセージをバーベキューするよ?」
ときたもんだ。これぞ北スウェーデンの冬から春にかけての風物詩。
外で火をおこし、ソーセージを焼いてホットドッグにして食べる。。。
もう一度言うけど、外はマイナス2度。真冬に比べてあったかくなったとはいえ、風が吹けば、もうこごえる。
『キッチンでも焼けるよ』って喉まで出かかったけど、そこはぐっと抑えて、
「息子くんに昼はちゃんと食べさせなきゃいけないし、午前中の昼寝もしてないから」
と、この冬の間にもう何回と体験した冬のバーベキューはこれまた辞退して、きみとおうちのなかで過ごすことに。
『つれない長男の婿だ』とおもわれてもしょうがない。それはもうしょうがないのだ。
もう半年も雪に囲まれて生活しているのだ。鬱になってもだれも文句は言うまいという環境だ。無理なものは無理。
きみに昼食を食べさせ、二階の寝室できみを寝かせようとした。
きみはものすっごくねむいんだけど、横になると咳が出ちゃうみたいで起きちゃうから、今日のお昼寝はずっと抱っこ。
みつぱぱもきみを抱っこしながら、座ってスマホで日本の友達と久しぶりにLINEしたりして、自分の時間をたのしんだ。
ふと、まどから外を見ると、そこにそりが放置してある。どうやら、そのなかできみのはとこくんが寝ているらしい。
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そうそう、どんなにマイナスの気温だろうが、子どものお昼寝は外に放置。それがスウェーデン流。
トナカイの毛皮でくるまれて、すやすや眠っているようだ。
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*これね、トナカイの皮。
なんか、この一年いろいろめまぐるしくきみの子育てをしてきたけれど、外気に触れさせることについては、日本は結構センシティブだなーっと感じてた。(てか、スウェーデンがやりすぎ?)
日本の育児書だと、『生まれてすぐは外気にはあまり触れさせないように』とか、『少しずつ短いお散歩などからなれさせて〜』、なんて書いてあるけど、こっちだと生まれて割と間も無くから、『お昼寝は外に放置』それがデフォ!ってかんじだからね。
かぜひいて、あまり外に出したくないなーなんていうみつぱぱは、こっちじゃもしかして過保護に思われてるのだろうか?
とにかく、きみはみつぱぱの胸のなかで2時間ほど昼寝をして、すっきりしてくれたらしい。すっかり重くなったきみを抱くのは楽じゃないが、苦痛でもない。
ベッドに置きたいとは思うけど、それと同時に、こんなことできるのも今だけだなぁと、きみとの時間を満喫したい気分もある。
そして夜はイースターのディナーを食べて、きみとリカパパと三人でサウナにも入った。
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また夜は一時間ほどだっこしないときみは寝てくれなかったけど、そのあと、頭を高くするようにして寝かせたら、すやすや寝てくれるようになったよ。
ああ、早く風邪よなおってくれー!!!!!
I love you,
みつぱぱ
