2017年4月30日(日)
息子くんへ。
きょうはスウェーデンの祝日の一つ、ヴァルボリィスメッソアフトン(Valborgsmässoafton) 。直訳すると『聖ヴァルボリィの夜』。またの名をマイブラッサ(majbrasa – 5月のかがり火)。
その由来をリカパパに聞いたら、
『春の訪れをお祝いするお祭りだよ』
とだけ教えてくれた。とにかく、その地域の中でおっきな焚き火をたいてなにか歌をうたうということだ。由来はよくわからない笑
春の訪れが例年に比べて遅いらしい今年。そんな日曜は一日中雪が降る4月30日。
正直、みつぱぱは雪をみたくもないぐらいになった。11月から積もり始めたその雪。一年の半分は雪に囲まれ生活をしてきたことになる。春の訪れを祝うというより、春の訪れを恋い焦がれる、雨乞いならぬ春乞いの気分だ。
外にでるのはいやだなって思いながらも、せっかく今はスウェーデンにいるんだし、行事ごとみておきたいなと思ったから、夜7時に点火されるというその焚き火を見に行くことにした。
夜7時といっても、まだまだ明るい。今は日の入りが夜の9時。どんどん白夜に向かっていってるかんじだ。
近くの広場まで車で向かうと、もう7時を過ぎていて、遠くからもその炎と煙が見える。
ベビーカーにきみをのせ、リカパパと3人で向かうと、さきにきていてたファルモルとファルファル(おばあちゃんとおじいちゃん)と落ちあった。
フィッカやソーセージを出したりしていたけれど、ちょうど御飯時ってのもあって、その火をみながら、家でにぎってきたおにぎりをぱぱ達は食べ始めた。
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家で先にご飯を済ませたきみだったけれど、ちょっとおにぎりのごはんをあげたら、味が気に入ったのか、おにぎりほうを指差して、『だー、だー!」って言う。
もっと欲しいみたいだったから、少しずつあげたら、どんどん食べて、お茶碗半分ぐらい分は食べたんじゃないかなぁ。
きょうのおにぎりの具は、ツナマヨ。そしてちょっと前に作っておいた、おかかと昆布の出汁ガラでつくった佃煮をごはんに混ぜたもの。
さっき家で食べたごはんはそんなに量を食べてなかったから、たくさん食べてくれてうれしかった。やっぱりきみはごはん党のようだ。
雪は雨になったりまた雪になったりするし、風は冷たいけれど、その大きな焚き火の近くにいるとあったくって、なんとかなった。
これを見ていて、みつぱぱは若い時に近くの神社でやっていたどんど焼きのことを思い出した。いつも1月15日にやっていて、しめ縄だったりお正月飾りを燃やしに行ってたな、なんて思い出した。
ここスウェーデンのかがり火の由来はよくわからないけど、こうしてみると大きな火を焚いてみんなで囲んだりお祝いするっていうのは、世界中であるのかもしれないと思った。
家に帰って調べると、このマイブラッサは、ヴァルプルギスの夜とも呼ばれ、ドイツをはじめとする中欧や東欧で行われる行事らしいし、目的や由来、その行う時期は違えど、イギリスにはガイフォークスナイトと呼ばれる、大きな火を焚くお祭りもある。ウィキでみると、世界各国の焚き火の習慣やお祭りなんかがずらっと並ぶ。
轟々と燃える大きな焚き火を見ながらおにぎり食べて、なんだか日本に戻ったような気もしたし、火を見るというのはなんだか精神的にも落ち着くようだったりもする。なんかいつまでもぼーっと見ていられるような。
だからかね、世界中で同じようなおおきなかがり火を囲む習慣があるっていうのは。
寒くてどんより重い天気の一日だったけれど、やっぱり親子3人、来てよかったなって思った。
とにかくあしたからは5月。今週は晴れる日が多そうだし、気温もぐっと上がるらしい。この天気予報がしっかりあたることを願いつつ、きょうは床につくことにするよ。
おやすみ。
I love you,
みつぱぱ
