2018年2月28日(水)
息子くんへ。
ちょうど今日はお出かけしてからの帰り道。
もうすぐでおうちに作っていう手前に、緑が整備されている遊歩道を通る。
そこにくるまでは、今日の午前中リサイクルショップで買ったベビーカーにきみを載せていた。
やっぱ、ベビーカー乗るの嫌いだったきみだけれど、なんとかごまかしごまかし乗ってもらってた1日。
電車や車通りのおおい道をあるくときは、やっぱりそのほうが安全。
ずっと抱っこしてるわけにも行かないし。
ということで、この遊歩道まで来た時にきみが降りたいとアピールしてきたから、
安全だし、ということで降ろした。
だけど、そこからが長かった。
その距離およそ200mというところだろうか。
ふつうに歩けば、3分ほどで過ぎる道をおよそ30分かけて歩いた。
きみは丘になっている土のところにのぼっては、うつ伏せになってすべりおりて泥だらけになるし、
虫か何かを見つけたのか突然しゃがみこんでじっとなにかを見つめてる。
みつぱぱは空になったベビーカーをめちゃくちゃゆっくり押しながら、前へ進む。
きみは、行かなきゃいけないことを知りながら、目の前にあるものが珍しくってなかなか動けない様子。
みつぱぱは早く家にいきたい気持ちがあったんだけど、そんなきみの姿を見ていると、それを急かす気にもなれない。
雪もなく、寒くもなく、ひさしぶりに外でゆっくり遊べる時間。
土や落ち葉、泥なんかが目新しくって、いちいちなにかを発見しているよう。
おとなになると、いろんなことがあったりまえになってしまっているけど、
あたりまえのことなんてなにもなじゃん、
と、教えられているようだ。
かといって、ぱぱは土や落ち葉、泥なんかが新鮮には見えないんだけど、
それでも、きみがそうやって新しい世界に触れている時間を共有することで、
疑似体験をさせてもらっている気がする。
それでもなんとか少しずつ前へ進んでしばらく経つと、きみが道端の建物の柱の横に突然なにかをおいた。
ん?
と、思って近づいてみると、そこにはひとつのドングリ。
あぁ、さっきこれを見つけて拾って、大切に持ってきたんだね。
そうおもうと、そのどこにでも転がっているドングリが、貴重な宝ものに見えてきた。
「リカパパにもこれみせよっか?」
と、きみに聞くと、「うん」と答えるので、きみの赤いジャケットのポケットに入れてあげたら、ちょっと嬉しそうだった。
そのあとなんとかおうちまでたどり着き、おうちへ帰ると昨日のうちに作っておいたおでんを食べた。
きみは大根を2個半も食べた。
リカパパが帰ってくると、きみはその宝ものを嬉しそうにリカパパに見せた。
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そして夜寝る時。
朝のリサイクルショップで、ついでに買った絵本を読んであげているとき。
そのなかに、すいかとスズメが描かれたページがあった。
それをみたきみは、スイカの種をゆびさしてはなにか言っている。
どうしたのかな?
と思ってなんども聞くと、どうやら
「えんえんえん」
と言っている。
どうやら、そのスイカの種の形が、泣いている涙のかたち(?)のようにみえるらしい。
「だれがないてるの?」
と聞くと、
「ぴっぴ〜」
と言って、スズメを指差す。
そうか、スズメさんが泣いているように見えたんだね。
それを聞いたら、それがスイカの種だよなんて言えなくなっちゃった。
きみにそう見えるのなら、スズメさんの涙でもいいかもしれない。
なんだか、またきみのことが愛おしくなった。
I love you,
みつぱぱ
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