2・やきもち
お家へ帰ると、いとこのSちゃんが来てた。Sちゃんのパパとママはお仕事があって、ファルモルが今日は子守り。
ちょうどお庭で遊ぼうと着替えの途中だった。
お外の服を着てたきみも、そのまま一緒に遊ぶことに。
この前買った一気にシャボン玉がたくさんできる機械でシャボン玉を大量に飛ばしたり、ボールを投げたりなんかして遊んでた。
お庭の雪は、すっかり溶けて芝生が一面に広がってる。
でも、半年ほどお兄さんのきみは、年下のいとこが遊ぼうとして手に取ったおもちゃを、
「ミン! ミン!」(ぼくの!ぼくの!)
と言って、とりあげる。いとこちゃんは、まだあまりその意味がわかっていないようで、ぽかんとしてるから、取り上げられっぱなし。
でも、さすがになんかやることなくなっちゃったな、っていう雰囲気のいとこちゃん。
ちっちゃい熊手をもたせて、みつぱぱが一緒に芝生をお掃除することにした。
すると、ちょっと嬉しそうな笑顔のいとこちゃん。
きみがこの子ぐらいだったときはこんなんだったなぁ、と思い出しながら、半年違うだけどこんなにも違うんだと驚いていた。
そのあいだ、急に静かになったきみ。
ふと見ると、みつぱぱと遊んでるいとこちゃんを、じーーっと見てる。
ちょっと近寄ってきては、また離れ、また近寄ってきてはまた離れ。
気になってるみたい。
そして、ちょっとやきもちを焼いているようだ。(とみつぱぱは勝手に思った)
う〜ん。なんか、そんなきみもかわいい。
結局そのあと、ファルモルがお家の中からでてきたから、いとこちゃんはファルモルのところにかけて行き、きみはみつぱぱのもとへと来たのでした。
