2017年4月11日(火)
息子くんへ
もうすぐイースターホリデー。ということで、南スウェーデンに住む君のいとこたちがやってきた。
5歳の女の子と3歳の男の子のふたりは、僕らのうちにはいってくるやいなや、フライトの疲れも見せず走り回って大騒ぎ。
夕食を食べてたきみは、はじめきょとんとしていたけれど、パパの妹のMおばさんが入ってくると、二カーッと笑顔に。ちゃんと覚えてるもんだね!
ファルモルとファルファル(おばあちゃんとおじいちゃん)もやってきて、みんなで食卓を囲む。
みんな座ったところで、きみは突然手を合わせはじめた。「いただきます」をしたかったらしい。それをみたみんなは驚いて笑っていたよ。
きみがずいぶん大きくなって、自分でフォークを使ってごはんを食べれるようになっているのを見て、みんなびっくりしたみたい。
ごはんのあとは、きみはいとこたちとおおはしゃぎ。
みんなはしゃいで仕方ないもんだから、ころんだり、おもわずつかみあったりと、交代で誰かが泣く始末。
いっきにハリケーンがきたような夕方だったよ。
でもね、そのおかげで、ずいぶんパパたちはほっこりした。家族の時間って、いいなぁって。
じつはさ、最近ぱぱたちひさびさに大きい喧嘩したんだけど、そういうのも含めて家族だなーとしみじみ感じてたんだよね。
長い付き合いだからさ、家族になるってことは。
その長い付き合いの仲で、いろんな波があるもんだなーなんて実感してたんだよ。いいときばっかじゃねーなーって。
昔ロンドンに住んでた時、家族についてのワークショップに参加したことがあったんだけど、他の参加者さんが、
“家族ってのは煩わしいもんだ”
って言ってたのが、とても印象的で、その言葉が最近思い出されたりしたんだよね。
前は『そんなもんかー』って、いう程度だったのが、最近は実感に変わったって感じ。
でも、きみときみのいとこたちが、屈託もなくおおはしゃぎして、大笑いして、大泣きして、叫んで、興奮してなにかしゃべってるのなんかみると、その家族の煩わしさはどうでもいい感じになったりするもんだから、不思議なもんだ。
『子はかすがい』ってことが言いたいわけじゃないんだ。きみをかすがいという道具にしたくないしね笑
ただ、きみがいてくれることで、どれだけ家の中が明るくなって、元気をもらえるか、想像以上だったんだよね。
さあ、この一週間。いそがしくなるぞぉ!
I love you,
みつぱぱ