2018年6月2日(土)
息子くんへ。
今日はきみはリカパパとファルファルと、リカパパの弟の家に言っていて、農作業を手伝っていた。
おかげでみつぱぱは、ひとりで日本語の小説を一冊まるまる、読み切ることができた。
庭に座って、1日陽にあたって、すっかり焼け焦げたよ笑
夕方きみたちが帰ってくると、リカパパの弟は飼ってる犬を一匹連れてきた。
そとに繋がれてたその犬が、ずいぶんと吠えている。
猟犬だからよく吠える犬ではあるけど、なんだかいつもにも増して吠えている。
様子をみに外へ出ると、その吠えている先にはなんだか動くものが。
最初はネズミかと思ったけれど、赤毛のちいさなリスだった。
どう見てもまだまだ子供のサイズで、ひどく震えていて動けなくなっていた。
金網越しにもうちょっとで、うちの犬に引っ掻かれそうになっていた距離だったけれど、
本人はまったく動けない様子。
ちょっと迷った末に、みつぱぱはそのこをそっと持ち上げた。
ひどく震えていた体はおちついて、片手の中で顔をうずめて、目をつぶりあっさりと眠っているかのように見えた。
一緒に外にでてきたきみも、興味津々にみている。
そのあと、リカパパも呼んで、その様子をみた。
近くに巣があって、そこから落ちたのかもねということだったけれど、その巣はみつからなかった。
きみはその小リスに触りたくって、少し触ったけれど、
地面にそっとおろすと、小リスはきみのことを追っかけて、
そうなると、きみは急に逃げ出したりする。
怖いのかな?
「この子はママのところに帰らなきゃいけないんだよ」
とリカパパがきみに言うと、それ以来きみはその小リスに向かって人差し指をさしながら、
「マンマ! マンマ!」
と連呼していた。
それでもその人懐こい小リスは、みつぱぱやきみの足元へと寄ってきては、かまってほしいそぶりをした。
最終的にはリカパパとも相談して、もといたところに返したけれど、
これでママかパパに会えなかったら、なかなかひとりで生きていくのは難しいだろうと思うほど、その子は小さく華奢な体をしていた。
ふときみを見かけると、一人でグリルテーブルによじ登っては、平均台のように狭い足場を歩いている。
なんだかずいぶん成長したようにも見えるし、
まだまだ小さくて、ずっと守ってあげなきゃいけないような気にもなる。
なんだかその小リスときみを重ね合わせてしまった。
そのあとちょっとだけ、みつぱぱはきみにぎゅっとハグをした。
きみもギュってしてくれた。
I love you,
みつぱぱ
