水の上をあるく。

水の上をあるく。

2018年11月24日(土)

息子くんへ。

 

そう、朝パスタを食べた今日のこと。

朝パスタ。

 

パパたちのお友達がお家に来た。

 

そして一緒にお散歩をすることになった。

 

まずは目の前の湖へと向かう。

 

気温は-3℃。いいお天気だ。

 

しかし、太陽がもう高くはあがってなくて寒い。

 

とはいえ、今年は例年よりも随分と暖かく、10月末に積もった雪はすっかり溶け、それ以来、雪が降っていない。

 

11月末で、こんなに雪がないのは、この地域にしては珍しい。

 

でもそのおかげで面白いことが起きてる。

 

この湖の水はすっかり凍ってしまっていて、スケートをしているひとも見かける。

 

普段だったら、雪がもっと降るので、

 

湖が凍ったとしても、その上に雪がたくさん積もったり、

 

降った雪が溶けて、また固まって、を繰り返すことで氷の表面はガタガタ。

 

スケートをするのはなかなか難しいはずだ。

 

街の中心部の港の周りは、除雪されて、氷も磨かれて、人工的にスケートリンクが作られるけど、

 

それ以外の湖とかではそんなことは難しい。

 

今、パパたちはスケート靴も持ってないから、スケートはできないけれど、

 

とにかく、氷の上に乗ってみようということになった。

 

この時期に、氷の上にのるのはちょっと怖い気持ちもあるのだけれど、

 

少しずつ、その氷の厚みを確認しながら乗ってみる。

 

きみは最初、ちょっと怖かったみたいで、ずーっとリカパパに抱っこされたまま、

 

「ネイネイ! スタンナ!」(ダメダメ、ここにいて!)

 

と、岸から離れないようねだってた。

 

でも、少しずつなれてきて、湖の中心部へと向かえるようにもなったし、

 

自分の足で、氷の上に立つこともできた。

 

さっきも書いた通り、雪もなく、表面もガタガタになっていない氷。

 

つるつると滑るのが、おもしろい。

 

そしてなにより珍しい体験だったのが、そのこおりが本当に綺麗に凍っていて、

 

水底に生える水草までまですっかり見えるほど透明。

 

だから、なんだか水の上を歩いているみたいな気分になるし、

 

上に乗っても大丈夫なぐらい分厚い氷なのに、そうは思えなくって、怖くなったりする。

 

30分ぐらいここで、遊んで、そのあと、車で違う湖に行くことにした。

 

この時期の太陽は、せっかく空は高いのに、そこまで登ってくれなくて、地平線すれすれを横ばいするかのように移動する。

 

山の裏側になるこの湖では、陽の光が届かないんだ。

 

だから、陽の光があたるところへと移動。

 

そして、そこへ行くと、いくらか寒さが和らいだ感じ。

 

陽の光の偉大さをしみじみ感じる。

 

ここの湖も、やっぱり綺麗に凍っていて、水底まで見える。

 

そして、湧き水があるところからは、空気のあわがぽこぽこ上がって来ていて、

 

それが、氷のところまで浮かんでは止まるので、どれぐらいの厚さの氷なのかがわかる。

 

だいたい、10cmぐらいは張っているようだ。

 

つまりはそのしたはまだお水。

 

時折、ちいさな魚が泳いでいるのがみえたりして、きみは

 

「フィスケン!」(さかな!)

 

と叫んだりする。

 

そのあとは、つるっつるの氷のキャンバスの上に、

 

小石をつかって絵を書いたり、

 

岸辺にあった、氷の破片を放り投げては、それがどこまで滑っていくのかを眺めたりした。

 

でもじきに雪がたくさん降って、こういう遊びもできなくなるだろう。

 

寒かったけで、これはこれで貴重な体験ができたね。

 

3年目のスウェーデンの冬。

 

まだまだ長くつづく冬のはじまり。

 

その1日目、という感じのする日になった。

 

 

Jag älskar dig,

みつぱぱ