2019年1月4日(金)
息子くんへ
今週はまだ幼稚園がおやすみ。
リカパパは2日から仕事だし、みつぱぱも昨日は仕事だった。
けど、せっかくきみは幼稚園休みだし、今日はみつぱぱ休みをとった。
ユール(クリスマス)にはたくさんおもちゃをもらったきみ。
いっしょに遊ばない手はないよね。
でも、外にもいきたい。
冬至が過ぎたとはいえ、まだ明るい時間は1日4時間ぐらいか。
その短いチャンスを狙って、外に出ようと思ったけれど、
森に行こうか、スキーしに行こうか、スノーレーサー乗りに行こうか、
と、さそっても、きみはおもちゃに夢中。
でたがらない。
だから、「リカパパのオフィスに顔出しに行く?」
ときいたら、ノリノリで着替え始めたきみ。
リカパパのオフィス好きよね。笑
そして-12度のなか、でっかいベビーカーを押して歩き始めた。
でも今日はきみもご機嫌だったのか、自分の足で歩く。
ベビーカーは帰りに使って、きみをそこで寝せる魂胆だ。。。?
リカパパのオフィスまでは大人の足で、20分余り。
きみと歩けばその倍ぐらいか。
素肌が出てる顔だけは冷たいものの、歩いているとしっかりあったかくなってくる。
それでも、森の中をとおって、きみはしっかりと歩ききった。
途中、森の中を通ったから、木が倒れてるとことかもきみはしっかりまたいだり、
たまにきみはわざと雪が深いところに突っ込んでいったり、
途中、消防車の音が聞こえると、立ち止まって、耳をすませたり。
寄り道しながら、オフィスへ到着。
ちょうどランチどきだったこともあり、3人でランチ。
なにもかもが順調だった。。
ところが、
食事の終わりぐらいから、なんだかぐずりだすきみ。
さいきん、いろいろなこだわりが強くなっていて、その通りにいかないとかる〜い癇癪を起こすようにもなった。
この料理はこのフォークじゃなきゃだめ、
このパンケーキはあのフォークで食べるはずなのに、なんでパパ片付けちゃうの、
もっとコーンが食べたい!(まだお皿に残ってるのに)
リカパパのお昼休みも終わっちゃうし、レストランも閉店時間過ぎて、他にはお客さんいないし、
もう帰ろうと言っても、まだ食べる!と頑としてうごかないきみ。
「もう、帰る時間だよ。リカパパももうお仕事に戻るの」
と説明しても、「ネイネイ」の一点張り。
昨日のあの寝起きの『パッパ〜』の甘えた声はどこいった!
そして、もう半強制的に、上着を着せ、ベビーカー(と言っても自転車で引くタイプのカバーがついたやつね)に乗せてシートベルトをつける。
もう、そこで、きみはギャン泣き。
しかし、外へ出てみると、いつの間にか外は吹雪になっていて、きみを抱っこして帰ることはできない。
きみが泣き叫ぶまま、ベビーカーの透明のカバーのジップをして、出発。
リカパパとバイバイ。
きっと、もう眠たいんだろう、疲れているんだろう、だからすぐベビーカーのなかで寝落ちするだろう、
と、たかをくくっていたみつパパだったけれど、
これがどっこい、
なかなかしぶとい。
ものすごい癇癪のスイッチが入って興奮してしまったようで、なかなか泣き止まない。
抱っこしてほしいらしい。
「だっこ〜!」
しかしそのまま歩き続ける。
これでいいのかな、
と迷いながらも、もうこのまま進むしかないと、歩き始める。
人気のないエリアだったから、周りに人がいなくて、ホッとする。
こういうとき、周りに人がいると、
「あ〜あ、あんなに泣かせて、ひどい親だ」
と、思われてないかと、疑心暗鬼になっていただろう。
それでも、風雪はさらにひどくなり、目をあけられないぐらいになっていた。
気温はそのころ-7℃。
この気温だと、その雪はしっかり凍った水気のない雪で、さらっさらのパウダースノー。
小さなガラスの欠片のような雪。
等間隔のスポットライトのように並ぶ街灯の近くに来ると、キラキラひかって、ダイヤモンドダストのようだ。
でも、きれ〜、
って思ってる暇もなく、起伏のある坂道をのぼったり降りたり。
つもったばかりの雪道の上を、ベビーカー押すのはかなり体力がいる。
そっして、まだきみは泣いている。
「だっこ〜!」
心の中ではその叫び声を打ち消すかのように、
「なんでこんなクソ寒いとこに住んでんた、オレ!」
とか、
「こんな泣かせたままほっとくオレはひどい親か?」
とか、
「これが、へんなトラウマになったらどうしよう?」
とか、
「でもここの人はみんな毎日のようにベビーカー押して散歩してんだよなぁ」
とか、
「あー、でも、オレここの出身じゃないからもう無理無理!」
とか、いろんなことが頭をよぎりながら、
「とにかく、早く家につきたい」
そう思いながら歩みを進めた。
気づくと、きみはようやく泣き止み、寝てしまったようだ。
吹雪の中といえど、しっかりカバーされ、小部屋のようになったベビーカーは心地よかったのだろう。
家に着く頃には、みつぱぱ汗だくになって、ジャケットの前のジップを全開にしていた。
家に着き、きみを寝かせたままのベビーカーを玄関に起き、みつぱぱちょっとひといき。
ひとときのやすらぎを得る。
しばらくすると、短い眠りから目覚めたようで、小声で、
「パッパ」
と言っている。
近づき、おはようといいながらカバーを開けると、今度は君はボソッと、
「だっこ」
と言った。
もちろん今はだっこするよ。
靴と上着を脱がせ、しばらくぎゅっとだっこ。
そのままソファで、ごろんとなった。
きみを抱っこしながら、思ったのは、
親業やってはいるけれど、なんか全然自分の方が子供のように感じて、ちっちゃく感じちゃうなぁなんてこと。
きみに教えられることばっかりだなぁってこと。
親になる前に思ってた、親の姿と、
今自分がやってる親の姿と、なんかかけはなれてるわー
ってこと。
たくさん泣いて、涙の跡が頬にのこるきみ。
「泣かせてごめん」
って、気持ちと、
「でも、もうしょーがないのよ」
って、気持ちが交互に頭の中をよぎりながらも、
でも、それでも、きみが、ぎゅーっとつかまってくれるその力を感じると、
こうやってきみがパパを求めてくれることで、
またパパは頑張れるような気がする。
Jag älskar dig,
みつぱぱ
