2017年1月15日(日)
息子くんへ。
今朝、パパたちはそうとうねぼすけだった。引っ越しの疲れもあったのかもしれない。そんなパパたちをよそに、きみの方が早く起きていたようだった。
そしてリカパパが目を覚ました時、きみは自分のベッドの中で、柵をつかんで立ち上がっていたらしい。しかしリカパパはまだ夢心地でまた目をつむってしまった。
そのあとしばらくして、リカパパがちょっとした物音に気づき目を覚まし、そろそろ起きなきゃと意を決してふとんから出ると、きみはその自分のベッドの中にちょこんと座って、たまたまそばにあった絵本を一人で読んでいたらしい。
もちろん読めるわけではないんだけど、その絵本は一ページごとに動物の絵があり、その一部が、布になっていたり、毛糸になっていたり、ビニールになっていたりして、触って楽しめる本だった。
陽が長くなったと言っても、まだまだ夜明けは遅いこの北欧の朝。薄暗い中できみはひとり楽しんでいるようだったと、リカパパは教えてくれた。
そんなふうにたまに哲学者になったり、ひとりの時間を楽しめるきみではあるけれど、それと同時にどうしようもなくわんぱくな時もある。
今日の夜、パパたちがごはんをたべる前になって、きみはウンチをした。
リカパパがおむつを替えてくれるというので、みつぱぱは夕食の準備を続けていたけれど、隣の部屋から聞こえてくるのは、リカパパがきみと格闘している様子。
行ってみると、相変わらずきみは身体をねじりまくって、オムツ替えを拒否。
こんな時に限って、めずらしく君のうんちは柔らかいバージョン。硬いやつだったら、少々動かれても、なんとかなりそうだけど、柔らかいのだと、、、ねぇ。
リカパパとみつぱぱふたりがかりでオムツ替えを始めたのだけれど、その拒否の力がハンパない。
りかぱぱがオムツを替えて、おしりをふく担当、みつぱぱはきみの好きなオムツの袋(赤ちゃんの写真があるからね)を見せたり君の手を握って、寝返るのを防ぐ担当でいこうっていうことになった。
しかし、りかぱぱがオムツを開けておしりを拭こうとしたその瞬間、君はぐいっと身体をねじりおしりを高く上げて逃げようとする。
オムツを片手にもってたリカパパは片手だけじゃ、君の両足を持ちきれず、みつぱぱが慌てて片手でそれをバトンタッチ。
ところが君はどんどんねじりをするもんだから、最終的にはほぼ逆立ち状態。かんたんに絵を描くとこんな感じ。
左がみつぱぱ、右がりかぱぱ。真ん中がきみ。
びっくりするのが君の身体能力で、みつぱぱが足を持っているとはいえ、君は自らの手と腕をつっぱっている。
そんな逆立ち状態で、リカパパは君のおしりを拭いたんだ。もうね、大変だけど、その姿は爆笑ものだったよ。必死に逃げようとしてるきみには悪いけど。
とにかくそんないろんな表情を見せるようになってきたきみ。パパたちは大変だって思う時もたくさんあるけど、でもその毎日の変貌ぶりに、驚かされるというか、感心させられるというか、心を動かされたりもするよ。
I love you,
みつぱぱ