きみのはとこの洗礼式へ。

きみのはとこの洗礼式へ。

2017年2月4日(土)

息子くんへ。     今日は朝から、ドライブだった。

 

君からするとはとこにあたる子の洗礼式があるということで、僕らが住むルレオという町から北へ340キロのところにある、キルナという町へ向かっていた。  

 

 

 

 

 

 

 

 

親子三人のロードトリップは、雪と氷でおおわれた神秘的な景色の中を、途中休憩を挟みながら6時間の道のり。   ランチ休憩は古くからあるという小さなドライブイン。おむつも替えて、リカパパが子どものときからあるという、熊の剥製もみて、ゆっくりと楽しみながらちょっとした観光気分。

 

 

 

キルナはアイスホテルがあり、わりと観光客もおおい町。そのアイスホテルから車で5分ほどの教会へと、無事ついた。

 

おごそかな雰囲気の教会へと入り、席について待っていると、リカのいとことそのパートナーが、そのはとこくんを抱いて入場してきた。

 

そのとき、

 

「わぁー!」  

 

って思ったのが、そのはとこくんがとてもかわいらしい民族衣装を着ていたからだ。

 

ふつう、洗礼式というと、白くてすそがずーっと長いドレスを着るのがお決まりだ。きみも洗礼式のときはそれを着た。

 

ただ、民族衣装といってもスウェーデンのではなく、ここからずーっと離れた国のものだ。

 

そう、きみのはとこくんは去年、2歳になってからその国からはるばるこのスウェーデンへとやってきた。リカパパのいとこが、あたらしいママになったんだ。そこにはあたらしいパパがいて、お兄ちゃんもいた。

 

そのカラフルな民族衣装と、教会の祭壇の壁にかかっているカラフルな絵がとてもマッチしていたのが印象的だった。

 

式は滞りなく進みおわりを迎えたが、途中なんどもみつぱぱは泣きそうになった。ちょっとだけね。  なんか、きみの洗礼式のときのことを思い出したからなのかもしれない。

 

そのあとは、教会の別の建物にうつり、食事やフィーカをいただいたりした。その間も、そのはとこくんが生まれた町や、あたらしい家族に出会ったときの話を、そのママさんが写真をプロジェクターで壁にうつしながら、はなしてくれたりした。

 

たくさんのお客さんもいたし、たくさんのこどもたちもいた。

 

きみはものすごい興奮した様子だったけど、なんか嬉しそうだったよ。

 

食事も終わり、ほかの親戚のうちへとつくと、ちょうどきみの寝る時間。

 

きょうはさすがに疲れてすぐ寝るだろう。

 

と思いきや、   興奮しすぎて、テンション高すぎ。ぜんぜん眠る気配なし。

 

ぱぱふたりとずいぶん格闘して、結局早めのミルクを飲んで、ようやくきみは撃沈。

 

お疲れ様でした。。。   キルナには水曜日までいる予定だよ。

 

 

I love you,

みつぱぱ