2017年7月13日(木)
息子くんへ。
今は北極圏内のサマーハウス。70年代の雰囲気が残るキッチン、ラジカセが置いてある窓の横でこれを書いている。
このサマーハウスはもともとリカパパのおじいちゃんおばあちゃんち、もと牧場。おふたりが亡くなってからは、リカパパの親戚があつまる場所。
みつぱぱはリカパパから、このサマーハウスの話を1000回ぐらい聞いてきた。むかしはヤギがいたとか、きょうだいやいとこと森でこんなことして遊んだとか、おばあちゃんにこんなこと言われたとか、そういう思い出の話。
リカパパは『この場所が大好きだ』と直接口に出していうわけではないけれど、そんなに話をしたがるぐらいだから、たくさんの楽しい思い出がある大好きな場所、なんだと思う。リカパパはこのサマーハウスがよく夢にでてくるとも言ってる。
夏の休暇シーズンのスウェーデン、今ここにはたくさんの親戚が集まってる。4ヶ月前にうまれたばかりのきみのはとこもいて、初対面。きみは、彼女を見て『赤ちゃん』を意味する手話をした以外は、固まったようにじっと見つめていた。ちっちゃくてびっくりしたのかな?
そしてきみの5歳と3歳のいとこもきていて、今日は一緒に森へハイキングに行った。森の真ん中にゴロンと転がるひとつの大きな石、そこが目的地だ。
その大きな石に着くと、そこでフィカをした。そしてフィカのあとはみんなでその石に乗って写真を撮った。
そのとき、きみのファルファル(おじいちゃん)も、ちょっとはしゃいだようにその石に登っていったんだよ。
あとで聞いた話だと、この大きな石は森の中の目印として、リカパパの家族では代々語り継がれてきた場所。別になにか特別なパワースポットとかってわけじゃない。でも、そのサマーハウスからちょうどいい距離にあるスポットなんだろう。
だから、リカパパはもちろん、ファルファル(リカパパのパパ)、そしてそのパパ(きみのひいおじいちゃんね)も子どものときからここに来て、この大きな石に登ったり、そのよこでフィカしてきたらしい。
そか、そりゃファルファルも、思わず登っちゃうよね。こどもの頃の楽しい思い出の場所だものね。
きみはまだ1歳だし、今日の思い出が覚えられるほど大きくはない。でも、これから何度もここへ来て、いとこやはとこたちと遊んで楽しい思い出を作っていけたら、リカパパのように大人になっても夢に出てくるくらい大切な場所になるのかもしれない。
リカパパとみつぱぱはこれからどこに住むかはっきり決まってない。でも、このサマーハウスのような家族が集まる場所や、この大きな石のように思い出を積み重ねていける場所があるのは、ぱぱたちにとってもきみにとっても素晴らしいことと思う。
とはいえ、実はみつぱぱはこの森の中へハイキングに行くのが苦手だ? 理由はものすごい大群の蚊に襲われるから。みつぱぱは刺されやい体質らしく、刺されたあとのアレルギーの反応もひどい。(ちなみにリカパパは日本の蚊に弱いらしい)
だから、ちょっと森に入るのは躊躇しちゃうんだけど、そのぶん楽しい思い出をきみと作っていけたら、あとから振り返るったときに、その楽しい思い出だけが残るかもしれない。そう思えば、みつぱぱ頑張れるわ。
いろいろ楽しい思い出作っていこうね。
I love you,
みつぱぱ
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