2019年5月21日(火)
息子くんへ。
今朝ダーギス(幼稚園。これからそう言います。)に送りに行った時のこと。となりにはもう一台車が止まっていて、それはきみと同じクラスのJくんだった。彼はきみと同じ年、数ヶ月若かったかな。下駄箱の洋服かける棚もお隣だし、最近いっしょによく遊んでるなぁとは思ってた。だからきみが車から降りる時「ちょうどJもいまきたとこみたいだよ」といったら、「va? oh, vi måste skynda sig! (え? 急がなきゃ!)」って言って、突然走り出した。みつぱっぱまだきみのカバンもおろしてないのに。
いつもだったら、車からダーギスの建物まで「抱っこ〜」って言うのが8割がたで、自分であるくことも少ないのに、みつぱっぱがカバンを取り出して振り向いた時には、もう園内に入って言って追いつけないぐらいだった。車きてないのわかってたからよかったけど、いやもうそれは早業だった。
下駄箱でJと会ったきみはもうなにかお互いに話し始めていた。今日はJのところマンマがきていて、ぱっぱは会釈をした。何を話してるのかと思ったら、きみは自分の靴を見せてなにか自慢しているようだった。「Titta! mina fina skor! (みてみて、いい靴でしょ)」
そう、今日家を出てくる時、この前の結婚式の時に履いた、チェッカーフラッグ?のスリッポンをみつけて、これを履いて行くと言って聞かなかったきみ。ダーギスに行くとガンガン汚して帰ってくるから、パッパたちは(あ〜、みつかった)と一度は他の靴を勧めたけれど、一度決めたらもう譲らないきみの精神は朝から全開で、こっそり汚れてもいい用の靴を忍ばせてきていたのだ。みつぱっぱは「Ja, de är jättefina skorna! (そうだねーとってもいい靴だもんね〜)と言うと、Jのマンマが、お察ししますとばかりにみつぱっぱに目配せしてくれた。
きみは靴を脱ぎ、上着を脱ぎ、脱いだ帽子は棚に自分で起き、Jと一緒に全部自分で自分のものを棚に置いた。うーん、これもいつもだったらやらないんだけど、きっといつもは自分でやってるんだね。 そのあいだもJと顔を見合わせては笑いながら楽しそう。準備が整うと、ダッシュでお部屋の中にかけていき、お気に入りのS先生の胸に飛び込んで行くと、なにか大声で伝えてる。どうやら、「Jと一緒に来たんだよ」的なことを言ってるらしくS先生は、「同じタイミングで着いたのね」と言い直してくれていた。
いつもだったら、このあと、みつぱっぱにハグとキスをしてくれて、そのあとぱっぱが帰るところを窓からのぞいて手を振る、って流れになるんだけど、それをもうすっかり忘れて、Jと遊ぼうとしているきみ。S先生が、「窓でバイバイしなくていいの?!」ときみに声をかけてくれた。たぶん今日だったら大丈夫と思うけど、前にそれをやるのを忘れたあとにそれを思い出して「窓からバイバイしてない〜」と大泣きしたことがあったから、S先生も気を遣って言ってくれたんだろう。
言われてハッと思い出したように立ち止まったきみは、「Ja〜」と言って、みつぱっぱのところにきてハグとキスをして、そのあと窓のところへかけて行く。みつぱっぱも慌てて外へ出て行く。そして窓ごしのヘイドー(バイバイ)をして、みつぱっぱは車へと戻った。
みつぱっぱはなんかすごい嬉しい気持ちになった。中にはお友だちができなくっても平気な人もいるし、絶対いなきゃいけないというプレッシャーは感じて欲しくはない。でも、きみには気の知れた友だちがいて、その子がいるとわかると体が反応して走っていって、一緒にお話しすると笑顔になれる、そんなお友だちをきみが持っているということは、本当に嬉しいことだった。とりあえず、よそ行き用の靴はこっそり持って帰ってこれたし、めでたしめでたし。
ちなみに今日お迎えに言ったとき、きみの開口一番は、「J är hos hemma」(Jはもうおうちかえっちゃった」だった。そっか、今日はみつぱっぱのお迎えもいつもより遅かったし、彼のほうが帰っちゃって、寂しかったのかなぁ。楽しい時間を過ごしたからこそ、寂しくなっちゃったんだろうね。また明日会えるよ。
Jag älskar dig,
みつぱっぱ
