2017年6月23日(土)
息子くんへ。
今週末は夏至祭。スウェーデンの夏至祭はどんなものかというと、wikiさんに聞いてみた。
スウェーデンやフィンランドでは移動祝祭日であり、週末をはさんで行われる。毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になる。町の広場で、夏至柱を立て、人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりする。民族衣装姿の人、花の冠をかぶる女性も多い。夏至はスウェーデンで最も大事な日で、この時期に合わせて夏休みを取る人もいる。緑が美しく、花が咲き乱れる中、家族で夏の別荘に向かう。花輪を作るための花を摘むため、近くの森に行き、また祭りの中心となるポールを据え付ける。
歌うのが好きなスウェーデン人は、夏至祭りにも歌う。そしてポールの回りで輪になって、大人も子供も踊る。踊るのに疲れると、食事の時間である。夏至祭りの宴には、ニシンの酢漬け(玉ねぎ、にんにく、トマト、マスタードソースなどと共に漬け込んである)、ジャガイモをゆでたものやサーモンやスペアリブを食べ、食後には、この夏初めてとれたイチゴが登場する。もちろんスモーガスボードも出される。
とまあ、こんな感じ。
スウェーデンに来て一年、きみとすごす夏至祭は二回目だ。
去年はサマーハウスでファルモルやファルファル(おばあちゃん、おじいちゃん)、そしてガンメルモルモル(ひいおばあちゃん)とサマーハウスで過ごしたけれど、今年はファルモルファルモルが南スウェーデンのきみのいとこのうちに行ってていない。
ということで、うちから車で5分ほどのところにある、世界遺産、ガンメルスタードの教会街のとなりにある、アウトドアミュージアムで開かれる夏至祭のイベントに行ってきた。
お昼前に着くとたくさんの家族連れがすでに集まっていて、芝生の上に敷物をひいて、持ってきたピクニックをしている。
みつぱぱはとりあえず、おかかおにぎりだけ握って持ってきただけだったけど、ここでは子持ちニシンの炭火焼、が売ってたりしたから、それと一緒におにぎりをたべることにした。
ピクニックシートをひいて食べ始めたんだけど、おそとが好きな君はもうじっとしていられない。もう自由に歩き回って、ちょっと目を離したすきにばーーーーってどっかいっちゃう。
みつぱぱとリカパパは交代でご飯を食べながら、きみを追っかけ、きみの口にもおにぎりを突っ込みながらなんとかランチを終えた。
そうやって、きみがいろんなところにいっちゃうもんだから、きみを常に抱っこ紐でくくらなきゃいけなかった。
ちょうど数日前に届いた新しいBabybjörn(ベビービョルン)のだっこ・おんぶ紐が大活躍。もともときみのいとこのおさがりでベビービョルンの抱っこ紐は持っていたけど、これはだっこだけじゃなく、おんぶもできる優れもの。
おんぶしてると、すぐに寝ちゃうきみ。これはなかなか使えそうだ。。。?
閑話休題。そんなこんなで、しばらくすると、民族衣装を着てバイオリンやアコーディオンなどで民謡を奏でる人たちが登場し、その音楽に合わせて、夏至祭の柱が立ち上がった。
みつぱぱ実はこれ初めて見た。
そして、たくさんの親子連れが、頭には白樺の枝と野花でつくった冠をかぶり、その柱の周りを回りながら音楽に合わせて踊る。
もちろん僕らもその冠をかぶって、一緒におどったんだよ。
そして、おたがい待ち合わせたわけではなかったんだけど、お友達のふたりママさんたちにもばったり会って、一緒に踊ったりした。
彼女たちの娘さんは民族衣装を着ていて、本当にかわいらしかった!
民族衣装と、民謡と、輪になって踊る。も、こりゃ、浴衣と、炭坑節と、盆踊りだな、なんて思いながら、すっごく楽しかった。
そのあとは、その近くにあるシルクステューガと呼ばれる世界遺産の一部、古い集落の一軒にお邪魔した。
そこはさきほど会ったふたりママさんの家族が所有している小さな小屋。そこで、フィーカ(コーヒーとおやつ)をいただいたり、おしゃべりをしたりして、楽しい時間を過ごした。
いやあ、いかにも北欧ってな感じで、なんかみつぱぱ可笑しくなってきちゃったんだよね笑 でもとにかくたのしかった。
家に戻ると、夏至祭イブのご飯を準備。今日は他に家族がいなかったから、近くに住むお友達をさそって、スウェーデンの伝統的な食事、スモーガスボードをたべる。
きみはというと、お客さんが来ていたせいか、最初は少しおとなしかったのに、最後にはもう興奮するぐらい楽しくなっちゃって、ゲストのみなさんにもたくさん遊んでもらって楽しい時間を過ごした。
夜は興奮しすぎたせいか、眠りにつくのが大変だったみたいだけど、それだけ楽しんでくれたなら嬉しいな。
本当に、今日はたくさんたのしんで、充実した一日になりました。
今日も一日ありがとう。
I love you,
みつぱぱ