2017年9月4日(月)
息子くんへ。
今日はひさしぶりのおうたの会。夏の間はずっとお休みだったのが今日から再開なんだ。
朝は霧が立ち込める天気。ちょっと幻想的で、みつぱぱはわくわくしちゃう。
ずいぶんひんやりする朝、君はレインコートにもなるジャケットを着たけれど、くつは赤い長靴がいいと、きみが自分でえらんだんだよ。
この長靴、きみのお気に入りみたい。ちょっとまだ大きめで歩きにくそうだけど、その大きめな感じがキンキーブーツみたいでちょっとかわいい。
とにかくいつもの公民館へ向かうわけだけど、きみはまったくもってバギーに乗りたい気分にならない。乗せてシートベルトをしても、自分でくぐり抜けて脱出して、座席に立って、パパの方へとよじ登ってくる。
さいきん、きみはだっこ病で、なんだもかんでもだっこしてって感じだから、少しはだっこするけど、みつぱぱはもう腕がぱんぱん。しかもだっこしながらバギーを押すのはきつい。
だからなんとかきみを降ろして歩いてもらおうとする。バギーをきみに押してもらったり、遠くに見える学校を指差して、『あ、あれなにあれなに??』って興味をひいたり。
だけどあるところから、だっこ病が重症になったもんだから、念のためもってきてた抱っこ紐をセット。
その抱っこ紐もきみは嫌いで、それを見ただけで、『やめて〜』っていう感じで文句を言うが、そこは許せ息子よ。若干無理矢理に見えなくもないが、ベビービョルンの抱っこ紐に入ってもらった。
一度、そこに入るとだいたい観念して、おとなしくなるきみ。。。。ありがとう。そのまま、公民館へと急いだ。
今日は休み明けの初日ということもあって、人が少なかった。子ども4人だけ。
それでも、近くても夏の間はみんななにかしら忙しくって合わなかったご近所さんと、再会して、いろんな話をした。
みんなでいろんなうたを歌った。きみはひさしぶりで、なんだか戸惑っているのか、うたに合わせてやる、手のふりなんかはあまりせず、ちょっとぼーっと見ている感じだったのが意外だった。
でも、卵型のマラカスが配られたときは、『これこれ〜』ってな感じで、ノリノリで手に取り、うたに合わせてシャカシャカしてた。
そのあと、ほかの子とおもちゃで遊んだりしたんだけど、今日いた子たちはきみよりもずいぶん大きいお姉さんばかり。4〜5歳ぐらいかな。一緒に遊びたくっても、まだきみはいろんなことが理解できなくって上手に遊べない。
お姉さんが遊んでるおもちゃが欲しくなって、それを取ろうとすると、そのお姉さんが『だめ〜』っていって渡してくれない。
もう一人の子は、きみと同じとしぐらいの妹がいるからか、優しくいろんなおもちゃを渡してくれるんだけど、なぜかきみはいつも『だめ〜』って言う子のおもちゃが欲しくなっちゃう。
そういうものなのかな。
そういうとき、みつぱぱが言うのは、『一緒に遊ぶんだよ』だけ。きみにもよそのおうちの子にも。それが基本的なことで、あとは子どもたち自身で考えて、どうやったら『いっしょに』できるのかを考えてほしいななんて思ってるんだ。
これはみつぱぱが尊敬する日本の俳優さん、黒柳徹子さんの名著、『窓際のトットちゃん』で、ててくる言葉。彼女が行っていた小学校のトモエ学園の校長先生がいつも言っていた言葉。
『みんな一緒だよ、一緒にやるんだよ』
いろいろな背景や障害とともに生きる子どもたちが集まっていた、トモエ学園。できる者ができない者を助けなさい、ではなく、『みんな一緒にやる』。その精神がみつぱぱは素晴らしいなと思って、きみにもそう生きていってほしいななんて思ってる。
もしかしたらスウェーデンという国はこの精神が刷り込まれているような、気がしなくもない。
ま、それを言ったところで、おもちゃの取り合いは、やめにならないんだけれども。。。
助かるのは、きみはわりと諦めが早いというか、根に持たないというか、欲しかったおもちゃが手にはいらなくても、ほかのおもちゃを渡すと「あ、そ。じゃ、これであ〜そぼ』って感じで、切り替えてくれる。
それも、もう少し大きくなると、独占欲がでてくるのかもしれないけどね。それも大事な成長の過程だし、どうなっていくかみつぱぱは楽しみにしているよ。
I love you,
みつぱぱ
