2017年9月30日(土)
息子くんへ。
一泊二日の小旅行。住んでるルレオから270km南に位置する、ウメオという街に車で昨日やってきた。ウメオまでの道、とっても綺麗な秋晴れで、高速道路沿道の木々はきれいな黄色に染まり、紅葉ドライブといった感じ。
今回ウメオにきたのには理由がある。プライドフェスティバルがあるからだ。しかも、それに関連してLGBTかぞく(レインボーファミリー)が集まる会があるということで、はるばるやってきたわけだ。
このウメオはリカパパが通った大きい大学のある街。なので学生が多く、フェミニズムやLGBTQに関するアクティビズムが強い街だと聞いた。中でもレズビアンの人たちの活動は相当なものだと、リカパパは言っていた。
とにかく、その集まりは朝10時からということで、昨日ウメオにはいってホテルで一泊。昨夜は、ウメオの街をほんの少し散歩して、外でご飯を食べて、お部屋に帰って持ってきたビール(きみはお水)で乾杯して、寝た。
朝、起きて準備して徒歩2分のところにある集合場所へ行った。川沿いの古い倉庫を改造したようなイベントスペースに、すでに10人ほどの大人とその半分の子どもたちが集まっていた。
その全ては女性で、
『ああ、やっぱり男の人はいないのか。。。』
と、思っていた。
それでもルレオではうち以外はひと家族しかいない、LGBTかぞく。このウメオにはこんなにもいるのか、ちょっと嬉しくなった。しかも続々とやってくる人もいて、いつしかその部屋はいっぱいになっていた。
ちなみに、ここスウェーデンでは、女性であれば、シングルであろうがレズビアンであろうがIVF(体外受精)などの不妊治療を、公的医療サービスのなかで受けることが2005年から可能となっている。(参考: BBC)
そりゃ、子どもを持ちたいと思っているレズビアンマザーズの夢が叶うわけだ。
キッズディスコと称して音楽をかけてみんなで踊ったり、カラフルな風船で遊んだり、午後に行われるパレードの準備で、メッセージ(主張)を書いたプラカードを作ったり、フェイスペインティングをしたりしながら、他のママさんたちとお話ししたりしていた。
そのうち、男性の姿が現れて、『もしかして?』と思っていたら、案の定ゲイパパだった!
自然と近くに座り、話し始めると、うちと似ていて国際カップル。スウェーデン人と、ここウメオに長く住んでいるというタイ人のふたりぱぱ。抱えている女の子は10ヶ月。彼らはカナダで代理母さんを探し、産んでもらったそうだ。
そのあとは、その同じ建物にあるカフェで一緒にご飯を食べ、いろんなことを話した。
彼らは今日はパレードを歩かないということだったので、そのあとバイバイして、僕たちはパレードのほうへと向かった。
でも、今日はパレード歩かなかったんだ。沿道から眺めて、そのパレードの様子をみたいと思ってね。
きみは抱っこ紐に担がれているうちに寝てしまったけれど、おかげでみつぱぱ、あったかかった。?
街の中心部でまってると、パレードがやってきた。ルレオのパレードより若い人がおおいのが目立つ。そしてフロートはないにしても、音楽をかけながら、踊りながらのグループもいて楽しい。
わが町、ルレオのパレードもいいけど、プライドっていうより、デモ行進に近い感じだからね笑 こういう楽しい雰囲気こそ、プライドだなーなんてみつぱぱは思った。
そのパレードの列のなか、どうやら別のふたりぱぱもいたようだった。ちょっと話しかけたいなーなんて思ったけど、そのチャンスはなかった。
パレードの最後尾が過ぎると、そこについて行って、その音楽に乗って、歩いて行った。
出発地点の公園にパレードが戻ると、誰かのスピーチがあって、最後の一文、
『あなたたちはみんな美しい!』
の言葉で、会場は大盛り上がり。
そのあと、会場をあとにしたぼくら3人。車に乗り込んで3時間。きみはその車中ほとんど、寝ていた。疲れちゃったかな。。。
そしてルレオについた。
家族三人一泊だけの小旅行、なかなか楽しくて大満足のみつぱぱでした。
I love you,
みつぱぱ
