夜中に目覚めて書く手紙ほど恥ずかしいものはないね笑

夜中に目覚めて書く手紙ほど恥ずかしいものはないね笑

2018年4月20日(金)

 

息子くんへ。

 

今は午前2時35分。

 

昨夜、はやめのご飯を済ませ、きみをお風呂に入れると、そうそうときみとベッドに入ったみつぱぱ。

 

 

8時半頃にはきみと一緒に寝てしまった。

 

ところが、熱はおさまったきみの風邪は、まだきみの喉にイガイガを残していったみたいで、ここ何日かの夜と同じようにきみは咳き込み始めた。

 

咳が咳を呼ぶその感じ、止まらない夜中の咳ほど辛いものはない。

 

とにかく、きみを縦抱きにし、用意してあった水を飲ませ、気管を広げる貼り薬をぺたんとしたら、とりあえずきみの咳は収まり、またきみは寝た。

 

時計を見るとまだ0時前。

 

みつぱぱは目が覚めてしまった。

 

日本でダウンロードしたkindleの本を一冊読み終えたけれど、余計に目が覚めただけだった。

 

どうせ眠れないのなら、なにかプロダクティブなことをしようと、さいきんさぼりがちだったこの手紙を書くことにした。

 

パソコンのブルーライトが余計によくないことは知ってる。

 

ま、でもしょうがない。

 

冷蔵庫からアルコール3.5%のビールを出して開けたところだ。

 

これぐらいのお酒じゃもう酔わないけれど、気分が少しリラックスはできる。

 

寝なきゃいけない! っていう強迫観念みたいなものから。

 

ところでさっき読んでた本っていうのが、アメリカのゲイカップルが養子を迎えて子どもを育て始めるっていう話のもの。

 

17年前の話だって。

 

そしてその親になったゲイカップルはさまざまな活動をしていて、そのひとつが

 

“It gets better プロジェクト”

 

と呼ばれるものだ。ゲイであることを理由にイジメを受けたり、ゲイではないかと同級生に疑われた末に自殺をする10代の青少年が相次いだことを受けて立ち上がった ”IT GETS BETTER PROJECT” 。

 

このプロジェクトは瞬く間に世界に広がりを見せ、当時のオバマ大統領もその活動に賛同して動画メッセージをリリースした。

 

もちろん一番大事なのは政治家や著名人の動画ではなく、名も知れぬ市井の人たちがそれに賛同してムーブメントを作ったということ。

 

そのたくさんの動画を見ていくうちにおもったことがある。

 

こうやってパパがブログを書いたり、YouTubeに出たり、メディアからの取材を受けるときというのは、ほんの少しの葛藤がある。

 

わざわざ僕ら家族のことを世間にさらすことで、きみによくないことが起こるんじゃないかということだ。

 

そしてきみは自分でそれを選べない年齢だ。

 

だからこれは親としてのエゴなのかもしれない。

 

だけれども、上に貼ったダンとテリーのメッセージ動画をみて改めて思ったのが、なぜパパがこういうことをしているかということ。

 

it gets better – これからもっと良くなるよってことをパパたちも伝えたいからだ。

 

みつぱぱ自身が若い時にそれを言って欲しかったからだ。

 

みつぱぱ自身は学生時代に、自殺を考えるほどのいじめにあったことはない、と思う。

 

でも、未来や希望を描くことが難しかったと思う。

 

ただ、もうそのころの辛さや苦しみは、もう本当に忘れてしまった。

 

リカパパやきみと過ごす毎日は忙しいし、新しい言葉の勉強や、長く暗く寒い冬や、慣れない文化の中で生きていくことは簡単ではないけれど、

 

そのいい時悪い時を毎日味わえることが、幸せだなぁと思えるからかもしれない。

 

そう思えるのもいまこのときを生きているからであって、命があるのは素晴らしいと、

 

大げさに聞こえるかもしれないけど、素直に思えたりする。

 

ゲイであるとかレズビアンであるとか、またはなにか人と違うことで悩んでいる若い子がいまこの僕らの存在を知ってくれることで、少しでも希望を持ってくれるのであれば、

 

これからもっと良くなるよ、って伝えたい。

 

将来結婚するとか、子供をもつとか、それをオススメしているわけではなくて、生きていさえいれば、これからもっと良くなるってことを、自分の目で確認できるんだよ、って伝えたい。

 

 

このメッセージはもちろんきみにも伝えたいし、これからも伝えていくつもりだ。

 

なんだかうざい説教親父になりかねないけど、やっぱ大事なことは大事だと言いたいんだ。

 

でも、酔っ払ってないからね。笑

 

空がちょっと白み始めてきた。

 

外にはまだ雪がいっぱい積もっているけど、確実に夏が近づいているね。

 

それでもまだいつも起きる時間までには時間がある。

 

もう一度、寝てみようと思うよ。

 

 

I love you,

みつぱぱ