寝台列車に乗って。

寝台列車に乗って。

2019年5月3日(金)

息子くんへ。

 

この週末は、きみとパッパたちと3人でストックホルムに旅行に行くことになった。明日、土曜日にパッパたちのお友達の結婚式があるんだ。いつもだったら飛行機で行くところだけど、今回は夜行列車を予約。昨日の夜、ルレオ を出発して、今日の朝、ストックホルムへと着いた。きみはもう最高に楽しくって、興奮気味だったんだけど、今日はその様子を書いておこう。

 


 

昨日はみつぱっぱがきみを幼稚園に迎えにいって、リカパッパがお家へ帰ってくると、用意しておいたおにぎりをみんなで食べる。そして慌てて荷造りの仕上げをした。ベビーカーにきみを乗せて、まずは家の前のバス停からバスに乗って駅へと向かう。「電車乗る?」って聞くと、「よー!」と言ってノリノリ。あっという間に駅に着いた。

 

駅に着くと始発駅なので、もう電車が待っていた。僕らは大きな荷物をかかえ、寝台車へと向かう。今回はまた個室を予約。お部屋にトイレもシャワーもついているタイプ。朝ごはんもついてるらしいから、なかなかお得だ。まずはベビーカーを畳んで他の荷物と共に荷物の下へ。あー、とっても快適。電車が動き出すときみは「Nu åler vi!」(出発!)と叫んだ。時間は夜の21:15。空はまだ明るい。ずいぶん白夜に近づいて来た。

 

いつもだったら、寝る時間だけど、こんな日はそんなことも言っていられない! しばらくすると食堂車へ行くことに。みつぱっぱたちはビールをあけ、きみはジュースとチップス。リカパッパが「外にヘラジカいるかもよ」って言うと、みつぱっぱときみは窓にへばりついて動物を探す。きみはうさぎや、トムテ(サンタ)がいないかなぁと呟きながら車窓にへばりついていた。きみは食べかけの袋菓子をお腹の中に隠しては、「Stor magen, äter jag(おっきいお腹、食べちゃった)」とか言いながら、ふざけてる。みつぱっぱはなんだかそれを見て、大笑いしていた。

 

そのあと、お部屋に戻って、歯を磨いて、パジャマに着替えて、2段ベッドになってる上のベッドをおろして、ベッドを作る。きみはもう大はしゃぎで上に行きたがる。「気をつけて!」となんど言ったかわからない。そして、今日は上でリカパッパと寝るんだと言うきみ。みつぱっぱは下のベッドでもう寝る準備。するとそのうち今度は、「sover med みつぱっぱ〜(みつぱっぱと寝る〜)」と言って降りて来た。なんじゃそりゃ!そして電気を消して寝ることに。電車の揺れが心地よい。たまにカーブに差し掛かると、その重力を感じたりしておもしろい。でもみんなすぐに眠りに落ちた。

 

そして、朝がきた。

 

きみは夜更かしのせいでなかなか起きてこないけど、ぱっぱたちはそのあいだにシャワーを浴びた。びっくりするほど熱いお湯で、調節できないくらいの熱湯風呂ならぬ熱湯シャワーだったけど、おかげですっかり目が覚めた。まだまだ眠たいきみに、「レストランゲン行くよ!」と言うと、いつもよりはシャープに目をさましたきみ。それでもぐずるきみをだっこして食堂車まで連れて行く。

 

食堂車へ行き、チケットを見せると朝食を出してくれた。朝食はボックスにはいったパンやチーズ、ジュースにハムがついたもの。もうすっかりお腹いっぱい。きみは昨日の夜より明るくて眺めのいい外の景色を見ている。おかげでなかなか朝ごはん食べてくれなかったけど笑 とにかく朝の光がまぶしいぐらい。とってもきもちのいい朝食になった。

 

そうして朝、9:45。あっというまの12時間の旅は終わった。時間はかかるけれども、それを感じさせないぐらい快適な寝台列車の旅。飛行機よりはお高いけれど、子供料金は無料だし、ホテルに泊まることを思うと安い。そしてなにより、楽しい! もちろんきみもいっぱい楽しかったみたいだけど、ぱっぱたちも相当楽しかったからね!

 

そしてホテルへのチェックアウトは夕方だからと、ストックホルム市内をうろちょろすることに。朝一番で街の中心部の駅に到着すると、そのまま1日遊べるから得した気分だ 。明日の結婚式で着るきみの服を買ったり、きみの靴を買いにったり、カフェでフィーカしたり、ひさびさの都会の雰囲気を楽しんだりした。

 

きみも街歩きが楽しいらしく、「ベビーカー乗る?」ときいても「ネイ!」と自分で歩きたい様子。正直、ベビーカーに乗ってもらった方が楽だったんだけど笑、まそれはいいとしよう。

 

お昼ご飯はずっときたかった、お寿司屋さんへ。日本で修行したと言うシェフが握るお寿司は本物のお寿司! ネタの種類も豊富だし、きみがオーダーした照り焼きサーモンも、きみ最高に美味しかったみたいで、全部平らげた。(いや、ちょっとお高かったけれど。)シェフはきみにアイスのサービスをしてくれて、きみはさらに大満足。大きなお腹を抱えてまた街へ。

 

久しぶりにこんなに歩いたー、疲れて来たーと思いながら、そして5時ぐらいにはホテルへ到着。田舎だと車に頼りがちで、都会の方がいっぱい歩いて運動になるななんて、思いながら、ちょっと休憩。ホテルは明日結婚式がある教会の近くにとったので、都心からちょっと離れている。まわりにレストランとかはないので、ホテルの中のレストランで夕食を取ることに。あんなにお腹いっぱいだったのに、なぜまたお腹は空くのだろう。

 

とにかく3人でレストランへと向かい、食事をはじめたのだが….

 

ここで、きみは運命の出会いをする。でも、ながくなっちゃうから、それはまた次のページにしよう。

 

Jag älskar dig,

みつぱっぱ

 


 

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旅先のホテルで待っていたのは、きみの初恋だった。