チャーリーのホームステイ(スウェーデン幼稚園のカリキュラム)

チャーリーのホームステイ(スウェーデン幼稚園のカリキュラム)

数日前からうちにはお客さんがきている。キリンのチャーリーだ。息子くんの幼稚園のプログラムで、ちっちゃなキリンのチャーリーがどこか外国からきていて、いろんな子供のお家にホームステイさせて欲しいということらしい。

みんな、それぞれチャーリーをお家に連れて帰り、いろんなことを一緒にやる。お料理を作ったり、一緒に遊んだり、どこかに連れて行ったり。

そうしてチャーリーのホームステイが終わると、子供はチャーリーをまた幼稚園に連れて行って、一緒に何をしたかをみんなに話すんだって。

つまり、子供自身が経験したことを、自分の言葉で伝えられるようにするための訓練らしい。みんながだいすきなぬいぐるみを擬人化するのは、想像力や愛情も育まれるだろうし、パパやママとの思い出、とかだと、その家庭の事情で敵わないときもあるだろうから、とてもいいアイディアだななんて思った。

親は、その一緒にやったことを写真にとって、先生にメールで送っておく。そうすると、園のほうでそれをプリントアウトしておいてくれて、子どもが話すときの手がかりになるらしい。プレゼンテーションスキルだな。

僕も今学校でスウェーデン語を学び続けてるんだけど、プレゼンテーションの課題がちょくちょくでてくる。パワーポイントとか使って。やっぱ、人になにかを伝えようとするっていうのは、とても言語能力をあげるなって実感してるから、ものすごく納得のカリキュラム。

しかも、息子くんはその順番が随分後になってしまった分、チャーリーがお家にくるのをものすごく楽しみにしてたらしい。

いつもは迎えに行っても、すぐには帰りたがらず駄々をこねることが多かったのに、「今日はチャーリー連れて帰る日じゃなかったっけ?」と言ったら、喜び勇んでチャーリーを抱っこして車に乗り込んだ。

お家へ帰ると、袋に入ってたチャーリーを出して、抱きしめて、頬ずりした。「ぼくだーいすき」って言って、満面の笑み。楽しみにしてたんだねぇ。

まだホームステイは終わってなくて、月曜日に幼稚園に連れていく予定だけど、今のところは、一緒におもちゃで遊んだり、お料理したり、お食事したり(カレー出しました)、お洗濯もしたりした。ちなみに今日は恒例金曜日のベイキングの日だったので、ガトーショコラを一緒に焼きました。

週末も、なにかしようと思ってるから、たのしみだー。