キラキラの鉛筆と、ライオンキング

キラキラの鉛筆と、ライオンキング

2020年1月10日(金)

息子くんへ

 

今日は金曜日。みつぱっぱ育児休暇とってる曜日。

 

去年から恒例になってきた、金曜日はベイキングの日。

 

今朝はカステラを焼いた。

 

そして、おひるは昨日の残り物を食べて、みつぱっぱはお洗濯、君はブリオで遊んだりテレビを見たりした。

 

でもずっと家にいるのも、息苦しい。

 

と言うことで、裏の森に行くことにした。

 

気温はマイナス4度。そんなに寒くない。

 

でも風が吹いたりすると、寒いこともあるし、きちんと着込んで行った。

 

お家を出るときに、君はなぜかキラキラの鉛筆を持っていた。

 

ちょっと前にリカパッパと一緒にキラキラの絵の具で塗った鉛筆。

 

お気に入りで、どうやら今もっていきたいらしい。

 

そんなもの持っていかないでよ、使わないんだから、と言いたいところ、まいっかと思って何も言わなかった。

 

エレベーターに乗って地上階まで行く。

 

 

そしてドアが開いて、降りたその時

 

からんカランカラン

 

乾いた音がホールに響き渡った。

 

君は床を見ている。

 

みつぱっぱも床を見た。

 

「あ、鉛筆ドアの間に落ちちゃったね。 」

 

君、3秒固まる。

 

ようやく事の次第を理解したのか、君は堰を切ったように泣き始めた。

 

あまりにもショックで、床に突っ伏して泣く。

 

慰めようと、「抱っこしようか?」と声をかけるも、

 

それも拒否。

 

ぱっぱのどんな優しい言葉も、いまのきみには届かない。

 

きらきらの鉛筆に、負けた。。。

 

これは、下手に構うと、永遠に続くなとおもって、

 

抱き上げ、ドアを開け、外に出た。

 

こういう時は、気分を変えて、他のことをするに限る。他のことを考えるに限る。

 

そのまま抱っこして森の入り口まで行くと、その寒さにびっくりしたのか、ちょっとだけ落ち着いた。

 

地面におろすと、それでも 抱っこをせがんでくる君。

 

地面は結構ツルツルで、かなり滑りやすい。

 

 

いや抱っこはできないよ、

 

と思ってた矢先、向こうから犬と散歩してる人が降りてきた。

 

犬に気をとられた君は、完全に泣きやんだ。

 

そして歩き始めた。

 

まだ、何か口元でモゴモゴ言っているけれど、とりあえず散歩モードにはなったようだ。

 

すっかりその頃には、暗くなってしまって、裏山のてっぺんまでは行けなかったけれど、

 

 

途中で、持ってきたホットチョコレートとコーヒーを飲んで一休み。

 

普段は行かない道を選んできたから、なかなかの大変な道だった。

 

滑り易い坂道を登る時も、君は必死に登っていて、でも楽しそうで、キラキラの鉛筆はすっかり忘れたようだった。

 

夕食の時、みつぱっぱが君にこのことを、リカパッパに教えてあげたら?と言ったけど、君はすっかり忘れてしまっていた。笑

 

耳元でこそこそと何があったかを言ったら、ようやく君は思い出した。

 

そしてリカパッパに何があったかどうして鉛筆がなくなってしまったかをとうとうと語り始めた。

 

その日あったことをリフレクトすることが大切だね。

 

夕食は、餃子を食べて、(君は餃子の皮ばっかり食べるから、中身を食べさせるのに大変だったよ。)とってもおいしかった。

 

そして金曜夜のお楽しみは、みんなでチョコレートやチーズを食べながら、映画を見た。

 

昔のアニメのほうの、ライオンキング。

 

時折、ちょっと怖いシーンもあって、毛布の下に隠れちゃったりすることもあった気味だけど、

 

最初から最後までしっかり見れたね。

 

シーンごとに、君の表情が変わって、笑顔になったり、真面目になったり、怖がったり、

 

その豊かな表情を見れることが、みつぱっぱは何より幸せだったよ。

 

ライオンキングも、父と息子の物語。

 

思いがけず、いろいろな思いを巡らせたよ。

 

昔見たときに感じなかったその思い。

 

父親としての思い。

 

王様のように、受け継がせる王冠はないけれども、

 

君が君らしく、生きていけることを、常に思い出して 、堂々と歩いていけるようにサポートできるような、父親になりたいと思ったよ。

 

「思い出して、自分が誰かを。」

 

Jag älskar dig,

みつぱっぱ