ロンドン旅行記 – day 7 – テート美術館、水上バス、屋台、人混みすげー

ロンドン旅行記 – day 7 – テート美術館、水上バス、屋台、人混みすげー

 

2017年8月23日(水)

息子くんへ、

 

今ステイしているところはビッグベンのある国会議事堂からも歩ける距離のところなんだけれど、その近くにはテート・ブリテンという美術館がある。みつぱぱのお気に入りの美術館の一つだ。

 

きみが生まれるずっと前に、家族についてのワークショップをやったところでもある。

 

そのエピソードはこちらから。

 

 

もともと美術館とは縁のなかったみつぱぱだけれど、そのワークショップをしてから、美術館が好きになった。

 

難しいことはわからない、そのアートの作者だとか、その歴史とか。それでも、美術館の中をあるいて、いろいろなアートに触れると、表現の手法がほんとうにさまざまで、人間の生き方って自由でいいんだな、って心が解きほぐされるような気がするんだ。

 

とにかく、この旅行でテート・ブリテンは必ず行きたかったから、朝ごはんを食べるとすぐに準備をして向かった。(リカパパは今日はなんか仕事があったらしくお留守番)

 

折しも、クィアをテーマにした特別展『Queer British Art 1861-1967』がやっていて、なんか嬉しくなった。

 

中に入ると、泡がもこもこと3m近く高く伸びた作品がエントランスにあって、きみは一気にそれに目を奪われているようだった。

 

『ふむ、この様子なら、特別展行けるかも』と思ったみつぱぱ、チケットを買って入ることにした。(常設展は全て無料です)

 

入った最初の部屋。そこには絵画や彫刻が並んでいて、ベビーカーにのったきみはいろんな彫刻に目を奪われているようだった。

 

ところがそのうち、飽きてきたのか、声を出し、だっこしろという。だっこしても今度は降ろせ、歩きたいと言う。

 

高い天井の静寂の部屋に、響き渡るきみの声。。。

 

???????????????????

 

焦っておんぶひもをとりだし、きみを背負う。いつもならこれでだいたおさまるのに、なぜか今日は静かにならない。自分の声が響き渡るのが楽しいのだろうか。とにかく、ちょっと文句ぽいかんじ。

 

せっかくお金を払ってはいった特別展だったけれど、ものすごくざーーーーーーーーーっと、みるだけで、出てきてしまった。

 

そのあと、常設展のほうをブラブラし始めると、わりとがやがやしていたせいか、きみはなぜか逆に大人しく静かになる。

 

そしてサウンドアートが響き渡る部屋に入ると、一瞬で寝てしまった。

 

ふう、、、こんなことなら、常設展でようすを見てから特別展に行けばよかった。。。?

 

とにかく、きみが寝たあとはゆっくりと歩き回って、アートに触れることができて、前とキュレートが変わったなぁとか、ここはいつもこういう感じだなーとか、楽しむことができた。

 

テート・ブリテンを出る前に、きみをそーっとベビーカーに移す。。。体がかるい。

 

ちょっとそのまま近くの水上バス(クリッパー)乗り場へ。このテート・ブリテンはテムズ川沿いにあるのだけれど、同じくテート美術館系列のテート・モダンも川沿いの違う場所にある。だから、水上バスでふたつのテートを結ぶ路線がある。

 

水上バスを待ってる間に、きみは起きて一緒に乗る。走り回ったり、騒いだりしないか心配だったけど、いたっていい子。デッキに立って風を受けながら、飛んでいるカモメを指差したり、橋をくぐり抜けるたびに、その橋を指差して興奮しているようだった。デッキにはしっかりと立って、その揺れを感じて楽しんでいるようでもあった。

 

サウスバンクの水上バス乗り場へつくと、そこはすぐにテート・モダン。もとは発電所だった建物を美術館にしたところ。

 

もともと発電のためのタービンが並んでいた巨大な空間は今は、タービンホールと名付けられている。いつもはなにかインスタレーションとかの展示があるけれど、今はちょうどなにもないみたい。全くの空っぽだった。

 

でもそのだだーーーーーーーっぴろい空間が、きみは気に入ったみたいで、もうとにかく走り回る、坂をかけのぼりかけくだる、階段をのぼっては降りてと大忙し。そして他のたくさんの子供達も同じようにしていた。なんだか走りだしたくなる空間なのかもしれない。

 

ほんとはいろんなコレクションも見たかったけれど、そこはちょっと諦めて、タービンホールで満足したし、と、建物を出ることにした。ちょうどおなかもすいてきたし。

 

外へ出ると、さすがはサウスバンク。いろんな大道芸の人がいたけれど、きみの足がとまったのはそう、シャボン玉のおにいさん。

 

ちっちゃな子供用ビニールプールにせっけん液をたっぷり入れて、長い日本の竿にひもをつけたものを沈ませ、持ち上げると、実にたくさんのシャボン玉が空へと舞い上がる。

 

周りの子供達はそれを追っかけて、指でつっつくのだが、きみはなぜか空に浮かんだシャボン玉じゃなくて、地面に落ちてもなお壊れない、半円のシャボン玉を必死に突っついてる。なんか、他の子供に踏まれそうだったんだよ。笑

 

しばらくそこで遊んでたけど、(きみは離れたくなさそうだったけど)なにか食べ物を探すことにした。ここから歩いて行ける食べ物のある場所と言ったら、バラ・マーケットだ。

 

テート・モダンからすぐだし、と思って歩き出したけど、このものすごい人ごみにちょっと圧倒されてしまった。1年以上、北国の田舎で過ごしたせいもあるだろう、きみと一緒だからってこともあるだろう。バラ・マーケットにつくころには、おなかが空いてるせいもあるのか、すっかりくたくたになっていた。

 

しかも屋外に並ぶ屋台のエリアは、芋を洗うような人ごみと行列。その時点ではきみを抱っこ紐にくくり進み始めたけど、でっかいベビーカーを押して入れる場所じゃないことに途中できづく。

 

入り口からそう遠くない場所にあった、インドのクレープみたいな食べ物、ドーサを売ってるところがあったので、そこで買って、すぐさま人ごみを出た。道端でドーサを食べる。きみを抱っこ紐にくくりつけたまま。(きみはドーサの皮と、中のジャガイモちゃんと食べた!)

 

ちょっと大変だったけど、やっぱり美味しいし楽しい。この活気がなにより嬉しかった。

 

以前よく来たコーヒー屋さんでコーヒーを買って、それを飲みながら、「そろそろ帰りどきかな」なんて考えた。

 

みつぱぱが疲れてきたのもあるけど、(けっこうながいことだっこしてたからね、もう腰がへろへろ!)きみが疲れてきちゃったかなと思って。

 

家路に向かうバスの中、きみはわりとおとなしく椅子に座って外の景色をながめたり、楽しそうだったよ。

 

帰りに少し買い物をして、家に帰ると、きみは背中ですっかり寝ていて、そのままベッドに寝かすと2時間ほどの昼寝をした。ちょうどいいタイミングだったね。

 

今住んでいるところとはやっぱり、アートの質と量が違うなって思って、やっぱロンドン、特別なまちだなーっておもった。ロンドンが恋しくなるとき、やっぱこういう文化、芸術が身近にあるというのが、一つの大きな理由かもしれない。

 

以前来ていたのと同じように、美術館をめぐることはできなかったけれど、それでも、みつぱぱ楽しい1日を過ごせました。今日は付き合ってくれてありがとう。また、きみがもうちょっと大きくなったら、一緒に楽しめるかもね。その日を楽しみにしているよ。

 

 

I love you,

みつぱぱ