ロンドン旅行記 – day 9 – 子連れは行列抜かしてチキンカツカレーが買える街、それがロンドン。

ロンドン旅行記 – day 9 – 子連れは行列抜かしてチキンカツカレーが買える街、それがロンドン。

 

2017年8月25日(金)

息子くんへ。

 

『ロンドンへ来て、何か食べたいものあった?』と聞かれたら、まっさきに答えるのは、フィッシュアンドチップスでもなく、マッシュアンドソーセージでもなく、イングリッシュブレックファストでもなく、つぎのみっつ。

 

  • ラーメン
  • Itsuの寿司
  • wasabiのチキンカツカレー

 

だ。とにかく、今僕らが住んでいる北スウェーデンの田舎には、縁のない日本食たち。それがロンドンだと、おいしいと言えるレベルのものが食べられる。(日本のとは多少違うだろうけどさ、それでもうまいのよ)ロンドンにいるときはよく食べた。

 

ロンドンにはItsuとwasabiと呼ばれる二大寿司チェーンがある。日本のスーパーに並ぶようなパック寿司が店内でも持ち帰りでも食べられる、日本食ファストフードって感じでランチどきなんていつも混んでいる。

 

どちらのお店もあったかい食べ物も売っているけれど、個人的にはお寿司はitsu、ホットフードはwasabiがいい。

 

そしてもうitsuの寿司は食べたので、今日のランチはwasabiのチキンカツカレーにしようと、心の中で決めていた。

 

ちょうどリカパパは元職場の人たちとランチがあるということで、不在。でもそのあと一緒に出かけることになってから、その職場のエリアに行くことにした。そこにもwasabiがある。

 

それはキャナリーワーフと呼ばれるエリアで、東京でいう丸の内みたいなオフィス街。ランチどきのwasabiは常に行列。それはわかっていた。それでも朝からみつぱぱのお腹はチキンカツカレーを欲していたから、並んででも買おうと決めていた。

 

案の定、wasabiに着くと、長い行列。とくにあったかい食べ物のテイクアウトのために、ざっと見ても30人以上、15m以上の人の列ができていた。ほんの一瞬のためらいと覚悟のあと、その最後尾についた。ありがたいことに、きみはベビーカーの中で寝ていてくれた。

 

すると、そのすぐあと、前に並んでいたサラリーマン風男性が、みつぱぱに声をかけた。

 

 

『レジのところに行きなよ、並ばなくっていいから。すぐに出してくれるよ。』

 

 

だって。いやいや、こんなに混んでて、みんな貴重な仕事の途中のランチタイムに並んでるのに、30人のごぼう抜きなんてできるわけない、何言ってんだと思ったみつぱぱ。最初は

 

 

『大丈夫です並びます』

 

 

って答えたんだけど、それでも何度も促してくれるから、なんだか逆に並ばないほうがいいのか? ぐらいな気持ちにもなってきた。ま、おおきいベビーカーも邪魔になるしな。。。なんて考えてると、サラリーマン風おじさん、とどめの一言。

 

 

『親やってるんだから、当然だよ』

 

 

だって。喜びと驚きが同時きたみつぱぱ。でもこれで、行列抜けて、レジまでいって、『ちゃんと並んで』なんて言われたらやだなー、なんて思いながら、ベビーカーを押して一抹の不安を抱えながら前へと進む。

 

でも、ちょっとレジの人に声をかける勇気はないまま、立ち止まっていると、こんどは後ろから声をかけられた。行列や他のお客さんの相手をしている、マネージャー風な男性店員。

 

何を買うつもりかを聞かれたみつぱぱは、『チキンカツカレーを一個だけ』と答えると、

 

 

 

『あなたラッキー! チキンカツカレーならそこのレジに言えば、すぐ出してくれますよ!』

 

 

 

だって。すると、そのレジのおばさん。うしろに高く積み上げられたチキンカツカレータワーから一個とると、袋に入れながらお会計の準備。ラッキーっていうのは、きっと人気商品だからストックがたくさんあるってことなんだろうね。

 

とにかく、全く待たずにチキンカツカレーを手に入れたみつぱぱ。もう本当にありがたかった。あと、なにより嬉しかったのは、店員さんから促されただけじゃなくって、同じように並んでた他のお客さんからも、そういう言葉をかけてもらえたということ。

 

もしかしたら全ての人がそう優しいわけではないかもしれないけれど、街中をベビーカーを押しながら歩いていて、階段にぶつかると、みんな声をかけてくれるし、全体的に優しい感じはする。そして、その全て、本当に、

 

 

助かる!!!

 

 

ってかんじ。だからありがたみが半端ない。北スウェーデンの田舎とは違って、街中を歩くロンドンは大変さがあるけれど、そのぶん、そういう人の優しさに触れられるのは、きみがいなかった時とはまた違う一面を見せられたな、なんておもった。

 

 

とにかくそとのベンチでチキンカツカレーを食べたみつぱぱ。(きみはそのあいだもずっと寝ていてくれて、それも助かった!)大満足で、ランチ後のリカパパと合流したのでした。

 

そして向かうは、マーゲートと呼ばれる海沿いの町。ロンドン時代の友達が週末をそこですごしているようで、そのお宅にお邪魔することになっていた。

 

一時間半ほど電車に乗ってついた海の匂いのする町。彼らの家に着き玄関を入るともう目の前のそこに広がるのは、ビーチの奥に広がる水平線。そろそろおひさまも低くなってきてて、もう、素晴らしい景色。

 

きみはテラスから眺められるおっきな海をみて、とっても興奮してた。確かに、こんなにおっきい海は、初めてだもんね。明日もお天気良く、海、入れるといいね。

 

 

I love you,

みつぱぱ