ガンメルスタードの教会街について

ガンメルスタードの教会街について

ガンメルスタードの教会街は北スウェーデンに位置するルレオ市にあり、ルーレ川(Lule)の河口から約10km上流にある。

その街の中心には1492年に献堂された石造りの教会(ネーデルレオ教会)があり、その聖堂を取り囲むように408軒(ユネスコによると424)の木造家屋が並んでいる。それらの家屋は、遠隔地からの礼拝者の宿泊施設として建てられ、17世紀に新市街が作られるまでノールボッテン県の中心となっていた。

この教会は小高い丘の頂上に建てられているが、その当時は海岸線がその丘のふもとまで迫っており、船でせまりくるだろう隣国などへ、その権力や国勢を顕示するために、当時としては桁違いの大きさの教会が建てられたという。

ガンメル=古い、スタード=街、という意味で、その新市街に対して旧市街という意味の名前がつけられている。ユネスコの世界遺産には1996年にガンメルスタードの教会街として登録。

 

参考:https://www.svenskakyrkan.se/nederlulea/nederlulea-kyrka

 

 

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*外観

*宿泊施設として使われた、木造家屋

*聖堂内の天井画

 

*パイプオルガンはこの教会のふもとにある、Grönlund