2017年3月11日(土)
息子くんへ。
今日はきみがずいぶん言葉を理解してきたなって思うことがあった。しかも、日本語もスウェーデン語も両方。
僕らが今すんでいるおうちは、リカパパの弟のお家のひとつなんだけど、兼業農家のようになってきてる彼とその彼女は、馬を三頭と犬を三匹飼っている。
それで、きみは犬のことを、
「ヴヴヴヴ! ヴー、ヴー」
と繰り返すようになったことは前にも書いた。スウェーデン語で、犬はフンデン(hunden=the dog) だけど、こどもことばで、ヴォッヴェン(vovven)っていう。だから「ヴー、ヴー」。
それで台所にいるとき、パパたちが「Var är vovven?」(わんちゃんどこ?)とスウェーデン語で聞くと、ワンちゃんたちがいる方の窓を指差しながらそっちを見る。
そして同じ場所から「Var är hästen?」(お馬さんどこ?)と聞くと、今度は反対側の窓から見える馬の方をさしてそっちを見る。
これを、ちょっと間をおいて、日本語でやってみると、ちゃんとそれを理解して、わんちゃんのときはそっちの窓、お馬さんの時はそっちの窓を指差す。
そう、日本語とスウェーデン語の両方がわかってきているらしい。
ここで普段からパパたちがよく聞かれる質問があるを書いておこう。それは、『パパたちがきみに対して何語でしゃべっているか』ということだ。ちなみにパパたちの言語スキルは今現在でいうと、
リカパパ→スウェーデン語、英語、日本語(他普段使わないけど多数)
みつぱぱ→日本語、英語、スウェーデン語(はちょっぴり)
という感じになる。日本で出会ったパパたちは、その二人の間の会話は、最初ほとんど日本語での会話だったけれど、ロンドンに移ってからはその割合が英語と日本語の半々になっていた。
きみが生まれてからは、できるだけ自分たちの母語、りかぱぱはスウェーデン語、みつぱぱは日本語できみにしゃべりかけようとしていた。
だけど、実際にはファルモルやファルファルと一緒に過ごしてる時に、日本語だけつかってると、彼らは理解できないから、みつぱぱは英語やかたことのスウェーデン語できみにしゃべりかけるようになった。
リカパパはスウェーデン語でしゃべりかけるのは楽のようだけど、やっぱり気をぬくと、みつぱぱが日本語をしゃべってるのにつられて、きみに日本語でしゃべりかけたりしてる。
そして、いまだにみつぱぱとリカパパの間では日本語と英語のミックスだから、それをきみは端で聞いているんだろう。
これが将来どういう影響をきみに与えるかなんてわからないけれど、せっかくそういうチャンスがあるなら、できるだけいろんな言葉の音を耳になじませておければいいなと思ってる。
将来的にはもちろんきみ自身が勉強をしっかりしないと、ちゃんと使いこなせるまでにはならないだろう。パパたちだって自分たちの母語を学校でならったから、いろんな場面で使いこなせるようになってるんだし。
でも、将来いろんな教科を勉強する中で、それに加えて違う言語も勉強するのは大変かもしれない。だから無理にとは言わないけれど、パパたちのそれぞれの家族、スウェーデンと日本の家族・親戚とちゃんとコミュニケーション取れるぐらいにはなってほしいなとは、勝手ながら思ってるよ。
もちろん大事なのはきみ自身が話したい言語をしっかりと勉強するということなんだけどね。
それまでには、みつぱぱ、スウェーデン語がもうちょっと流暢になっているように頑張って勉強するよ。きみに追い抜かれないように!笑
I love you,
みつぱぱ
ps ところでここ数日で一気に歩けるようになったきみ。今日なんかは、「もう普通に歩けますけど」みたいな顔して歩いてるの見てびっくりした。なにかができるときっていうのは、こうやって急にできるように見えるもなのかもしれないね。
ps2 きょうははじめておトイレ(おとなよう)便座に立って、おしっこしたよ。上手にできた。
